金曜日朝の善福寺公園は快晴。けさもしばれる寒さ。都心(気象庁)の最低気温が6時31分にマイナス0・9℃だったから内陸のこのあたりはもっと寒いはず。池の氷もがんばって?張っていた。
上池にはけさも同じところにオスのカワセミ。
少しだけ場所を移してエサをねらっている。
先にいてカワセミの写真を撮っていた人によると、比較的近くにメスもいたという。
池をめぐっていくと、反対側にいるはずのもう1羽のカワセミ(おととし生まれた三郎くんとみられるオス)の姿はなし。
このあたりは氷が張っているから、どこか別のところへ移動したか?
池のほとりの茂みの中にメジロがいたので追っかけていくと、メジロは飛び去り、かわっ藪の中からあらわれたのはウグイスだった。
後ろ姿を見せて飛び去っていった。
うしろすがたの しぐれていくか 山頭火
下池をめぐっていると、久々のツグミ。
地面におりてエサをあさっている。
ちかくにはムクドリも同じように地面をつついているが、ケンカするでもなく仲よく(あるいは無視?)している。
冬鳥として北の国から日本にやってきたツグミは、はじめのころは高いところにいて木の実かなんかを食べているが、やがて地面におりてきて落ちている実や虫かなんかを食べるようになる。春が近づいてきて北へ帰るころになると、地上にいる時間が長くなる。長期飛行にそなえて動物性タンパク質摂取のため地中に潜むミミズなどの虫をせっせと食べるようになるからという。
下池から上池に向かっていると、やはり高いところにいたシメも地面におりてきていた。
そばにはアオジもいて、互いに黙々とエサをあさっている。
ところが、アオジがエサをついばんでいるところにシロハラがやってきて、アオジを追い払ってしまった。
ただし、このところいつも見るのとは別の個体のようだ。
いつも見るのは羽に白い斑点があるが、それがない。
個体は違っても、鳥界のジャイアンがこのシロハラで、ほかの鳥がいると「ここはおいらの場所だい」と追い払ってしまう。
ただ、シメには寛容のようで、2羽が並んでとまっていた。
木をのぼっていくのはコゲラ。
上池に戻ると、三郎くんらしきオスのカワセミが、凍った池に背を向けて、下池方向をむいてとまっていたが、どこかさみしげに見えるのは気のせいか。
上池をめぐっていくと、けさ最初に見たカワセミらしいのが枝にとまっていた。