金曜日朝の善福寺公園は快晴。きのうに増して朝から暑い。
上池をめぐっていると、葉っぱの上にカメムシの赤ちゃんがいっぱい。
カメムシは何10個もの卵が一斉に孵化することで知られる。
生まれたてはこうして集団でいるが、やがて1匹1匹好きなところへ散っていくのだろう。
上池を半周して下池に向かう。
途中の雑木林では、久しぶりにキマダラヒカゲ。
例年だと今ごろ、日陰の樹木にとまっているのをよく見るが、今年は少ない感じがするが、シーズンはこれからか?
ニイニイゼミが脱皮中だった。
今まで見た脱皮の例では、この段階ではもっと全体的に白っぽいのだが、翅のあたりの緑が目立つ。
個性の違いだろうか。
下池をめぐっていると、きのうに続いてカワセミの姿。
今年生まれた小次郎のようだ。
エサ獲りの最中かな?
下池を1周して再び上池に戻り、水飲み場に差しかかると、カラスアゲハらしいチョウが吸水にやってきていた。
人はだれもいないので、水飲み場のまわりを移動しながら吸水を続けている。
チョウが吸水する様子をよく見るが、水飲み場の近くだったり、水なんかなくてカラカラの地面でも吸水していることがある。
いったいなぜなのか?
実はチョウの吸水行動については、その理由はまだはっきりとはわかっていないらしい。
1つの理由については、吸水が暑い日に集中的に見られるため、体温の上がりすぎたチョウが体を冷やすために水を飲んでいるという説がある。
けさみたカラスアゲハなどはそれが理由かもしれない。
しかし、不思議なことに、吸水しているチョウはほとんどがオスなのだという。
へー、それは知らなかった。
メスが吸水していることはまれで、このため吸水行動はオスが自分の体に必要な成分を補給するために行っているのではないかともいわれているという。
単なる水分補給ではないということだろうか?
それにしてもオスに必要な成分って何?生殖必要なもの?
朝っぱらからフツフツと疑問が浮かんでくる。