善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

尻上げポーズの赤トンボ

海の日の月曜日朝の善福寺公園は快晴。朝から日差し強く、カッカ。

きのうは東京では送り盆で、灯籠流しを行ったところもあったみたいだ。

 

けさはバッタがお出迎え。

夏になってみんな大きく立派になっている。

バッタの目を上から見ると、寄り目にみえる。

瞳孔に見える黒い点は“偽瞳孔”と呼ばれるもので、複眼のいたずら。

昆虫の複眼はストローのように個眼が束になってできているので、個眼の奥まで見通せた角度の部分が黒く見えるというわけだ。

 

上池をめぐろうとすると、カワセミがとまっていた。

久々のカワセミだが、背伸びして誰かを探しているように見える。

オスのようだから文二だろうか。

メスのサクラを探しているのか。

小魚をゲットするも、小さかったからかすぐに食べちゃった。

 

けさもアサザが群生しているあたりにチョウトンボがやってきた。

しきりに水面までおりてきている。

どうやら産卵しているようだ。

 

池をめぐっていると、さきほどのカワセミの文二かな?羽繕いしている。

すると遠くから別のカワセミが飛んできて、2羽ともいなくなってしまった。

 

けさはウチワトンボがよくとまっている。

こちらのウチワトンボはお尻を少し上げるポーズ。

ときおりトンボがお尻をピーンと上げるポーズでとまってるときがあるが、あれは腹部挙上姿勢といって、別名オベリスク姿勢と呼ばれるそうだ。

夏が大好きなトンボ。しかし、夏は暑い。特にきょうみたいに日差しが強くて暑い日は、強い日差しをそのまま受けてしまわないように、お尻を上げて直射日光が当たる面積を極力小さくしているのだとか。

中でもオスの場合、自分の縄張りをパトロールしなければいけないので、日陰で休むというわけにはいかず、どうしたって日なたで尻上げポーズをしなくてはならなくなる。“男はつらいよ”ということか。

ちなみにオベリスクとは古代エジプトでつくられた巨大モニュメント(記念碑)のこと、直立の高い石柱になぞらえてトンボの尻上げポーズをこう呼んでいるようだ。

 

上池を半周して下池へ。

樹木に同化したような色合いのニイニイゼミ

 

けさも池の畔にはイトトンボ

 

赤トンボも尻上げ姿勢でとまっていた。

縄張りをパトロール中のオスかな。ごくろうさん。

 

遊歩道の手すりの“舞台”の上で、カマキリがポーズをとっていた。

 

別の場所でもカマキリがポーズをとっていたが、カメラを近づけると向かってきた。

なかなか気の強いカマキリ。

ついにはカメラの上に乗り移ってきた。うひゃ~、やめて~。

 

ベッコウハゴロモがたくさん羽化していた。

近づいてよーく見ると、まるで眠っているようなオメメ。

 

アカボシゴマダラが地面におりて吸水中。

こんなカラカラに乾いたアスファルトの地面でも、何とか水分を求めているのだろうか。

それとも別の養分を探しているのか?