月曜日朝の善福寺公園は快晴。朝から夏の日差し。木陰に入るとホッとする。
変わったクモの網を発見。
網の真ん中に一直線にゴミが連なっていて、左端にいるのはゴミグモだろうか。
細い糸で美しい円い網をつくっていて、中央あたりは糸を太くして隠れ帯みたいになっている。
真ん中にあるゴミの帯はガなど昆虫の食べかすや自身の脱皮殻、枯葉片などでできていて、ゴミと思わせておいて獲物を待っている。
上池を半周するが1週間前までは6羽いた幼鳥も親の姿もない。
親は3番子の子づくり中とのウワサもあるが。
善福寺池のカワセミに詳しいカワセミウオッチャーの話では、数日前、ニュージーランド人の写真家が善福寺公園にやってきて、「善福寺池のカワセミは世界的に有名」と語ったという。
世界中の自然を撮影しているジョシュさんという写真家で、北海道に撮影に行く途中、善福寺池のカワセミのことをSNSかなんかで知ったらしくて、ナビを頼りに電車とバスを乗り継いでやってきたという。
残念ながら今ごろはカワセミの幼鳥は巣立ってしまって閑散としているが、来年もまた訪れるとのことだったらしいから、カワセミの繁殖が見られるといいんだが。
それにしても、善福寺池のカワセミの話が世界に発信されているなんてスゴイ。
下池にまわると、スイレンが群生しているあたりでチョウトンボが飛び交っている。
近づいてきて、水中から突き出している枝の先にとまった。
いつもは遠くにいるばかりだったから、こんなに近くでチョウトンボを見るのは初めてだ。
金属光沢の強い緑青色の幅広い翅を持ち、チョウのように翅をヒラヒラさせて飛ぶのでこの名前がある。
平地の水生植物の多い池で見られるが、都市周辺では近年少なくなってきていて、東京都では絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危険が増大している種)に指定されている貴重なチョウだ。
チョウトンボを観察していると、カワセミの声が聞こえてきて、池の上のポールにとまった。
キョロキョロしてるので、仲間を探しているのか。
脚がまだ黒っぽいから幼鳥のようだ。
下池ではまだ幼鳥を見てないが、上池では今年、一番子、二番子を合わせると10羽ぐいが公園デビューしている。
大きくなってみんな散りじりになったが、そのうちの1羽が下池にやってきたのだろうか?
全身を綿のような毛で覆われたアオバハゴロモの幼虫。
カメムシの仲間だ。
カマキリが不動の姿勢で獲物をねらっている。
続いて現れたのはアカサシガメ。
頭の先から突き出ている鋭い口吻を獲物に突き刺して養分を吸い取る肉食昆虫だが、武器となる長い口吻を上手に折り畳んでおなかの下に隠している。
2本の前脚を広げて、ハッケヨイのポーズ?