善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

ナンジャモンジャって何じゃ?

ゴールデンウィーク最終日、日曜日朝の善福寺公園は曇り。出かける前まで小雨がポツリポツリ落ちていたが、ちょうどやんでいたので出かける。

 

公園に着くと、巣立ったばかりのカワセミの子どもが上池まで飛んできたらしい、というので探す。

子どもはいなかったが父親の文二がいて、エサをゲット。

きのうまでなら、エサをくわえるとすぐに巣の方に飛んでいってたが、けさは目立つところでエサをくわえたまま鳴いている。

子どもに与えようと、呼んでいるのか。

やがて給餌ポーズでエサをくわえたまま飛び去っていった。

 

ナンジャモンジャの花が咲いていた。

いつの間に植えられていたのか、まるで気づかなかった。

プロペラ形の白い花。

別段変わった感じはしないが、何でこんな名前になったのか?

ナンジャモンジャは異称で、正しくはヒトツバタゴというモクセイ(木犀)科の植物。

同じモクセイ科にトネリコ(別名タゴ)というのがあり、トネリコが複葉なのに本種は単葉であることから「一様(ひとつば)」のタゴというのでこの名がついたとか。

「この木は何の木じゃ?」「何じゃ?もんじゃ?」というので通称ナンジャモンジャと呼ばれるようになったという。

 

葉っぱの裏からクモが脚を出している。

近くにはテントウムシの幼虫。

幼虫をそーっとねらっているところか?

 

黄色いおなかと黄色い足の虫。

チュウレンジハバチだろうか。

バラの木に卵を産みつけ、幼虫はバラの葉っぱを食べる害虫という。

 

あちこちにカマキリの子どもがいた。

どこかでいっせいに孵化したのかな?

 

おなかが丸々としてきれいな緑色のワカバグモ。

近づくと前脚を広げて威嚇してきた。

若くて元気いっぱいなのか。

ムシヒキアブが交尾中。

くねらせるようにして尻尾と尻尾が結び合っている。

愛の強さゆえだろうか?

 

黒っぽいガ。しかし、飛んでいるところを見ると深い青色が美しい。

何というガだろうかと、帰って調べたらタケノホソクロバのようだ。

マダラガ科のガで、モウチクソウなどのタケ類や、アズマザサなどのササ類を食べて成長するという。

触角が櫛状になっているのでオスだろう。

朝からがんばってるところを見ると、メスを探しているのかな?