木曜日朝の善福寺公園は曇り。きのうは夕方から雨だったが、その余韻かあちこちに水たまりができていた。
雨と風のいたずらか、地面に吹きつけてできたサクラの花びらと小枝のアート。
サクラ(ソメイヨシノ)は満開をすぎて、散り始めているもののまだまだ楽しめる。
そんなサクラを見ていて気がついたのは、サクラは柄(軸)が長くて下向きに咲くので、地面に座り込んで見上げる花見にはピッタリだということだ。
よく見ると、サクラの花はつぼみから複数の花を咲かせる。だからなのか、狭いところから伸びるのに便利なように長い柄を伸ばして咲く。
柄が長ければその先についている花の重みで、どうしたって下向きに咲くことになる。
花が散って実がなれば、軸の長いサクランボになる。
今ごろ咲いている近くの花と比べてもサクラの柄の長さは格別だ。
ハナモモの柄はかなり短くて、つぼみからすぐ花になっていて柄が見えない。
スオウも柄はあることはあるがかなり短い。
サクラとウメの花の違いのひとつも、サクラは柄が長いのに対してウメには柄はなく直接枝にくっつくように咲くのだそうだ(ウメはもう散っちゃったが)。
1つのつぼみから出る花の数はその木の健康度を示すバロメータともいわれる。
樹木医がソメイヨシノの健康度を見るとき、1つのつぼみから出ている花の数が6個以上だと「とても健康」、5~4個は「健康」、3個以下だと「元気がない」と診断するのだとか。
下池をめぐっていると、2羽のカイツブリが並んで泳いでいた。
何だかとても仲睦まじいなと思ったら、目撃者の話だと交尾していたという。
先日は巣づくりに失敗したみたいだったが、また再開するかもしれない。
池をめぐっているとカワセミの鳴き声がする。
オスの小四郎だろうか、枝にとまっていた。
上池のカワセミは、1羽が遠くにとまっていたが、もう1羽の姿はなし。
でも2羽でいるところを見たという話を聞くから順調に愛を育んでいるようだ。
ジョウビタキのメスを見たという話も聞いた。
どうやらまだ帰ってはいないようだ。