善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

團十郎も負けるアオジのにらみ

木曜日朝の善福寺公園は快晴。風は南風。

 

早くもヤマブキが咲き出していた。

 

上池のカワセミは、声はすれども姿は見えず。

オスの文二がメスのサクラ求愛給餌をしていたというから、夫婦生活は順調のようだ。

 

下池に向かう途中、満開のカワヅザクラヒヨドリがやってきていた。

花から花へと蜜を吸ってご満悦か。

 

きのうと同じようなところにけさもアオジカップル。

姿を見せたのはオスのようだ。

なかなか濃い顔をしているが、それがオスの特徴。

こちらを向いた正面顔は迫力がある。

團十郎も負けるアオジのにらみ。

盛んにおしゃべり。メスに語りかけているのかな?

 

下池をめぐっていると、きのうに引き続きジョウビタキのメス。

まだまだ会えてうれしいな。

もうかなり盛りをすぎて、花びらも落ちたウメの木にシジュウカラがやってきていた。

蜜を吸おうとクチバシを突っ込んでいる。

花の蜜が好きな鳥のうち、メジロヒヨドリはクチバシを花の中に差し込んで、舌の先で上手に花蜜をなめる。そのため、花を散らすということがない。

ところが、シジュウカラやスズメなどはクチバシが短いため花にクチバシを差し込むことができないので、花の横から子房に穴を開けて蜜を吸う。このため花を落としてしまうことがある。

大型の鳥のワカケホウセイインコも花蜜が好きだが、こちらはもっと乱暴で、クチバシで食いちぎって蜜を吸うというより食べるので、花をボタボタと落としていく。

このためこれらの鳥は“花散らしの鳥”とも呼ばれる。

けさのシジュウカラは、もう花びらが落ちてしまっているため、かすかに残った蜜でも容易に吸うことができるのだろう。

残り物には福がある、ということかな?