水曜日朝の善福寺公園は快晴。歩き始めは空気がヒンヤリしていたが、やがて暖かくなる。
都心のサクラ(ソメイヨシノ)の開花はきのうの14日だったが、善福寺公園では13日に開花し、ほかの木もチラホラ咲き始めていた。
上池のカワセミは、巣づくりを始めたのか姿がない。
下池に向かう途中に、きのういたのと同じようなところにアオジのカップル。
写真は、やさしい顔をしているからメスのようだ。
下池では、ヨシの穂先に朝日に照らされたエナガ。
ちょうど羽ばたきを始めたところで、まるで襟巻きが風になびいているように見える。
さらに池をめぐっていると、ヨシの中から現れたのはジョウビタキのメス。
きのう見たのは上池の方向だったから、別の子だろうか?
エサを探しながら移動していた。
すると、そのそばでカワセミがジッとしていた。
若そうに見えるので小四郎だろうか?
警戒するようにキョロキョロしていた。
木の上でカラスが枝をくわえている。
こちらも巣づくりが始まったようだ。
最初はもっと長い枝で、何度もくわえなおしていたが、長さを調節するためか。やがてくわえたまま飛び去っていった。
ときどき上から枝が落ちてくることがあるが、あれはカラスが枝をくわえるのに失敗したためだろう。
下池を1周して再び上池に向かう途中、ジョウビタキのオス。
久しぶりに見るオスだが、ちょっとずつ移動しながらも同じようなところにいて、あたりをうかがっている。
メスを探しているのかな?
けさのオスは、今年見た中ではかわいく見える。
若いオスかな?
ジョウビタキはシベリアや中国方面で繁殖し、晩秋になると越冬のため日本へ渡ってくる冬鳥。東京にも毎年10~11月ぐらいになるとやってきて、春を迎える3~4月ごろには姿を消す。ということは、そろそろ北へ帰るころだろうか。
しかし、最近耳にしたところでは、過去に国内で繁殖が報告されていなかったジョウビタキが、長野県や岐阜県などで繁殖するようになったとの報告があるという。
これも温暖化の影響なんだろうか?
ひょっとしたらやがて善福寺公園にも定着するようになり、珍しい鳥ではなくなってしまうのか?