善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

住宅地に現れたカワラヒワ

火曜日朝の善福寺公園は快晴。気温は低いが風がないのが救い。帰るころになると冷たい北風が強くなってきたが。

 

公園に行く途中、変わった鳥の鳴き声がする。

見上げるとカワラヒワだった。

大きさはスズメぐらいだが、全体に黄褐色で、太いクチバシ、翼の当たりが黄色いのが特徴という。

仲間を呼んでいるのかな?

漢字で書くと「河原鶸」。草地が広がる河原でよく見つかるのでこの名がついたといわれるが、林や街路樹、庭木などでも巣をつくるという。日本ではほぼ全域に分布しているというが、関東地方の低地の住宅地には冬鳥としてやってきているのだろうか。

 

上池をめぐっていると、いつものお気に入りの枝に文二らしいオスのカワセミ

 

下池に向かう途中にあらわれたのはツグミ

 

水辺の近くでは、岩の陰からアオジが顔を出した。

どうやら水を飲みにやってきたようだ。

ちょっと水を飲んで、すぐに水場から離れていく。

無防備なところを天敵から襲われないように警戒しているのだろう。

 

するとその様子を見ていたのか、ジョウビタキのオスが姿を見せていた。

オレンジ色のテニスボールみたいにまん丸の体。

上を気にしているようだ。

首を精一杯回して真上を見ていた。

よく回る首。

 

下池をめぐっていると、エナガが梢をめぐっている。

口に何かくわえているみたいなんだが。

クチバシの先のフワフワしたもの。

クモの糸だろうか。

こちらでは公園に隣接する住宅の窓の桟にぶら下がりながらもクモの糸をくわえている。

とすると巣づくりのため材料集めをしているのか。

エナガはほかの鳥に先立つ早春に繁殖を始める。

巣の材料はコケとかクモの糸などで、コケで壁をつくり、崩れないようにクモの糸とかマユ(ガの蛹)などで補強するという。

 

再び上池に戻ると、コゲラが幹をつついていた。

 

咲き始めたツバキの蜜を吸いにやってきていたのはメジロ

花びらにぶら下がりながら蜜を吸っている。

ツバキは、花びらの基部が合着しているので花びらだけが落ちることはない。ハラハラと散るサザンカとの違いがそれだが、メジロはそれを知っていて、好んでツバキの花にやってきて蜜を吸う。