火曜日朝の善福寺公園は曇り。風はなく、気温もそれほど低くない。途中、雨がわずかにポツリポツリときたが、やがてやむ。
善福寺公園を管理するサービスセンターのツイッターに、カワセミの“激突事件”がツイートされていた。
都立善福寺公園(@Parks_Zenpukuji)さん / Twitter
何でもきのう、サービスセンターの窓に「ドン!」と何かがぶつかる衝撃音がして、見回したところ窓にぶつかって失神したカワセミの姿があったという。
職員の方が慌てて救出。保管してあったであろう鳥の巣の上に大事に寝かされたカワセミの写真が載っていたが、やがて目を覚まし、はじめボーっとしていたけど元気なって、飛び去っていったという。
けさ、散歩の途中にお会いした善福寺池のカワセミに詳しいカワセミ・ウオッチャーによると、激突・失神したカワセミは、上池の南側をテリトリーとするオスの三郎ではないかという。
善福寺公園の上池は南北に細長い池で、ここには現在、2羽のカワセミが生息している。繁殖期ではない今の時期、カワセミは1羽で自分の縄張りを持って暮していて、北側は文二というオスのカワセミ、南側は三郎の縄張りになっている。
たしか三郎より文二のほうが1歳ぐらい若かったはず。だから、おそらく“腕っぷし”からいったら若い文二のほうが上だろう。カワセミ・ウオッチャーさんによると、きのう、文二に追いかけられる三郎を見たという。
サービスセンターがあるのは、ちょうど文二と三郎の境界線のあたり。縄張り争いをしていて、追いかけられた三郎が慌てて逃げるところ、勢い余ってサービスセンターの窓にぶつかってしまったのだろうか?
ぶつかって、いっとき失神したカワセミはその後、元気にしてるのかな?と心配して池をめぐると、南側のテリトリーにいたのは三郎らしいカワセミ。
見たところ特に異常はなさそうで、元気に飛んでいた。
北側のテリトリーにいる文二はどうかと歩いていると、文二らしいのがとまっていて、何だか羽毛がボサボサに見える。
胸のあたりには斜めに線が入っていて、ひょっとして傷跡?
きのうの朝も文二を見たが、こんな線はなかった。
とすると、ぶつかったのは文二だろうか。
年かさの三郎、「若いもんには負けないぞ」とホントは強かったりして。
でも、文二もいつもと変わらずエサをねらっていたから、どちらも無事なようでよかった、よかった。
それにしても、俊敏なはずのカワセミも、窓にぶつかるなんて意外とそそっかしい。