善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

一足早くサクラ(ソメイヨシノ)咲く

月曜日朝の善福寺公園は曇り。遠くに雨雲らしきもの。気温は高い。

 

けさのカワセミは、上池では文二とサクラが仲むつまじい。

写真の右が文二、左がサクラ。

すでに交尾もすんでるらしく、順調に愛をはぐくんでいるようだ。

池をめぐっていて、再びとまっているところを見ると、左の姿勢正しい文二の立ち姿を右のサクラがうっとり見つめているの図。

 

シデコブシの花がほころんできた。

別名ヒメコブシ。

コブシは日本と朝鮮半島原産だが、シデコブシは日本固有種という。

 

ユスラウメも咲いている。

中国原産で、朝鮮半島を経由して渡来したからか、朝鮮語の「移徒楽(いさら)」がなまって「ゆすら」になった、といわれている。漢字で書くと「桜梅」。「梅桃」とも書く。

初夏のころに赤いサクランボのような実をつけ、甘くておいしい。

 

ユキヤナギが妖艶なカーブを描いていた。

 

下池にまわると、例年、善福寺公園で一番早く咲くソメイヨシノが何輪も開花していた。

都心のソメイヨシノの開花は15日ごろと予想されているから、それより少し早い。

この調子でいくと1週間後には満開か?

 

今年初の虫を発見!

別名バナナムシ、正しくはツマグロオオヨコバイ。

バナナのような黄色い形をしているので愛称がバナナムシ。

カメムシの仲間で、成虫で越冬し、春になると這い出してきて植物の汁を吸って生きていく。

 

アオサギの胸毛?が南風に揺れていた。

 

池をめぐっていると、目の前をカワセミが飛んでいく。

池をグルグルまわっている感じで、いったん枝にとまる。

すぐにまた飛んで行って、今度とまったときは1羽ではなく2羽だった。

ひょっとしてオスとメスか?とよく見ると、オス同士だった。

互いに背伸びして自分の体を大きく見せていて、明らかに威嚇のポーズ。

縄張り争いをしているようだ。

片方は以前から下池にいる小四郎で、片方はもともと上池にいて、恋に敗れて放浪を始めた三郎だろうか。

 

再び上池に戻ると、トサミズキが満開。

 

あれれ、季節外れのツツジが咲いている。

 

すると、池の真ん中に文二らしいオスのカワセミ

近くにいた善福寺池カワセミに詳しいカワセミウオッチャーによると、文二ではないオスがあらわれて、2羽で追っかけっこをしていたという。

外から来たヤツを追い払った文二が、ここから先には行かせないぞと警戒しているのだろうか。

カワセミ恋の季節は一筋縄ではいかないようだ。