月曜日朝の善福寺公園は曇り。途中、小雨がポツリときていたが、やがてやむ。
公園に着いて上池をまわろうとしたら、目の前で2羽のカワセミが寄り添うようにとまっている。
右が文二らしいオスのカワセミ。
左がサクラらしいメスのカワセミ。
同じ池にいたオスの三郎は姿を見せなくなって、池はふたりだけとなり、いよいよ繁殖期。
文二がゲットした小魚をメスにプレゼントする求愛給餌をするかなと期待して待つが、文二はソッポ向いたまま。
それよりメスのサクラのほうが小魚をゲット。
なかなかの大物で、自分で食べちゃった。
その後、ふたりの関係は進展しそうもないので、散歩を続ける。
モズのオスがのどを震わせて鳴いている。
声は小さいが、先日とは違うメロディーのようにも聞こえる。
以下でけさのモズの鳴き声。
モズは漢字で「百舌鳥」と書くくらいだから、早口のさえずりの中に多種多様な鳥のさえずりを組み込んで複雑に鳴く力を持っているという。
甘くて魅力的な愛の歌を歌うことで、メスを惹きつけようとしているのだろう。
カンヒザクラ(寒緋桜)が咲き始めていた。
緋紅色の花を半開して鐘状に下向きにつける。
本土より一足も二足も早く、沖縄で咲くサクラはヒカンザクラ(緋寒桜)といって、那覇市では今年も1月7日に開花。30日に満開になった。
カンヒザクラもヒカンザクラも同じ種類で、台湾桜(台湾サクラ)、ヒザクラ(緋桜)とも呼ぶらしい。
なぜ本土ではヒカンザクラと呼ばずカンヒザクラなのかというと、似たようなサクラにヒガンザクラ(彼岸桜)という別種のサクラがあり、語呂が似ているので間違いやすいからというのでカンヒザクラと呼ばれるらしい。
たしかにややこしい。
下池をめぐっていると、小四郎らしいオスのカワセミ。
こちらは恋人探しはどうなってるんだろうか?とちょっと心配。
下池を1周して再び上池に向かう途中、比較的近くでコゲラが木の幹をつついている。
縦横自由に移動していって、尖ったクチバシでコンコンコンコンと穴をあけてエサを探している。
鋭い爪を幹にガッシと突き立てるので、縦にとまっても平気。
垂直にのぼっていく。
小川ではけさもキセキレイ。
再び上池に戻ると、いつものお気に入りの枝に先ほどのカワセミの文二。
そばにはちゃんとメスのサクラ。
ジッと文二をみつめていた。