善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

叶匠壽庵の「あも(栗)歌留多」

正月三が日明けの4日、水曜日朝の善福寺公園は快晴。相変わらずの冷え込み。

 

公園に行く途中、カキを食べにメジロの群れがやってきていた。

 

上池では、文二くんらしいオスのカワセミ

 

カイツブリ3人組が潜りっこしていた。

 

下池に回ると、けさも定位置にサクラらしいメスのカワセミ

 

再び上池で文二くん。

 

このところ毎日ジョウビタキのオスを見るんだが、いつもちょっとだけ姿を見せてすぐ消えてしまう。

ゆっくりお目もじできるのはいつのことやら?

 

きのう年賀でいただいた大津市の叶匠壽庵「あも(栗)歌留多」。

「あも」は丹波大納言小豆を炊き上げた粒あん(餡)で栗入りの羽二重餅求肥)を包んだ棹菓子。

「あも」とは「あんころ餅」の略という。

「あんの上で餅を転がす」から「あんころ餅」。しかし、実際には手で何度も転がしてつくるから、あんころころころ餅といったほうが正確だが、東京では「あんころ」というところを、関西では「あも」というらしい。「甘い」が転じたものか。

宮仕えの上級女官の用いる「女房言葉」ともいわれる。

この「あも」を、百人一首が描かれたもなかで挟んでいただくお菓子。

かるたの聖地、滋賀県近江神宮にちなんでつくられたという。

私が食べたのは持統天皇の次の一首。

 

春すぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山