木曜日朝の善福寺公園は曇り。ちょうどいい気温。
アベリアがいい香りを漂わせている。
すると花の蜜を吸いにホシホウジャクがやってきていて、ホバリングしながら蜜を吸っていた。
上池ではウが羽を広げて乾かしている。
ウは水の中に潜って獲物を捕らえる鳥。
潜水しやすいようにウの羽は水が染み込みやすいようになっていて、潜るときは好都合なんだけど、水から上がると羽が重くなって、今度は飛びにくくなる。
それでときどき羽を広げて乾かす必要があるらしい。
一方、やはり潜るのが専門のカイツブリは羽を広げて乾かしたりはしない。カイツブリは「尾脂腺(びしせん)」という器官から分泌される脂を羽繕いの際に羽に塗ることで、撥水効果をもたらしているからといわれる。
同じ水鳥でも違いがありそうだ。
マガモのメスが悠然と泳いでいたが、緑色の頭のオスはどこ?
下池にまわると、アオサギがピタッと動きを止めていた。
カワセミのメスのサクラちゃんかな?
薄い紫色をしたユウガギク(柚香菊)が咲いていた。
バッタがこっちを向いているので、近づいてニラメッコ。
再びアベリアの花の前を通ると、白い体のガのようなのが花から花へと、ホバリングしながら蜜を吸っている。
ホバリング吸蜜するガといえば、さっき見たホシホウジャクにオオスカシバが知られるが、白い体をしているのは初めて見る。
しかし、ホシホウジャクにオオスカシバだと尻尾がフサフサしているが、フサフサしてなくてスッキリしている。
吸蜜スタイルはホシホウジャクなんかとまったく同じで、花に近づくとホバリングしながら長い口吻を伸ばして蜜を吸っている。
飛んでいるときはストローのような口吻をクルクルッと丸めて、赤っぽく見える。
いったい何という名前か?
おなかのシマシマは、同じスズメガの仲間のエビガラスズメに似ているが・・・。
羽も白か透明で、まるで妖精のように美しかった。