善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

生きものたちの擬態合戦

土曜日朝の善福寺公園は晴れ。始め雲が多かったが、次第に日差しが強くなっていく。

 

公園の藤棚のフジが咲いていた。

大きくなった実(豆)もサヤに包まれて垂れ下がっている。

春に咲くフジは、ときどき夏の盛りに、思い出したように咲くことがある。

 

久々に見るモンシロチョウ。

 

きのう2つか3つぐらいだったウズグモの網が、けさは同じところに8つぐらいにあった。

いろんなウズグモの網。

同じ時期にいっせいに生まれたのが成長して、網を張って獲物をとるまでになったのか。

 

上池を1周して下池にまわる。

池のほとりのイトトンボ

アオモンイトトンボかな。

その近くに、上半身だけ赤っぽくて、とても小さなイトトンボ

アオモンイトトンボのメスには、オスと同じ色のタイプと、オレンジ色から緑色に変化するタイプとがあるというから、最初に見たのはオスで、上が赤っぽいのはメスだろうか。

 

杭の上でアオサギが直立不動のポーズ。

その近くの枝の先にはチョウトンボ。

アオサギに食べられちゃわないかしら。

 

カワセミを発見。

今年生まれた若造くんのようだ。

まだ全体に黒っぽいが、幼さはとれてだいぶ精悍な感じになった。

 

バナナムシ(ツマグロオオヨコバイ)の幼虫がたくさんいた。

成虫は鮮やかな黄緑色をしていて、それでバナナムシと呼ばれるのだが、この幼虫もだいぶ黄色っぽくなってきている。

頭のほうをよく見ると、ベッコウハゴロモやアオバハゴロモとそっくりな感じ。

どちらもカメムシ目(半羽目)のヨコバイ亜目。どうしたって似ている。

 

近くにはベッコウハゴロモやアオバハゴロモの成虫がたくさんいた。

ベッコウハゴロモの成虫。

カメムシのくせしてチョウかガに擬態している。

近くでよく見ると、うろんな目をしている。

すると、すぐそばにカマキリが、枝に擬態して潜んでいた。

生きものたちの擬態合戦。