善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

宙に浮く渦巻き

金曜日朝の善福寺公園は快晴。日なたは暑く、木陰に入ると救われる。

 

上池をめぐっていると、池のほとりにカワセミのオス。

向こうむいててよくわからないが、ブンジ(B2)くんか、三郎くんか。

 

先日見つけて、その後なくなっていたが、再びウズグモの網を発見。

見事な丸い渦巻きの形。ホントは水平に細い糸で大きな網をつくっているのだが、「隠れ帯」といって、渦巻きの部分だけが太くなっていて、まるで宙に浮いているようだ。

下にクモが隠れている。

近づいてみる。すると下に隠れていたのが横に飛び出してきて、激しく網を震わせ始めた。

震えることで相手を威嚇しているのだろうか。

 

別の場所では、縦に網を張っているクモ。

朝日に照らされて、その形の美しいこと。

まるでCDの円盤みたいに見える。

クモは1本の糸から始まって、それを巧みに編み上げて網を張るが、何とか網を使って獲物を捕らえようと、工夫に工夫を重ねて長い進化の道のりの果てに導き出した形が、あのような美しい造形なのだろう。

 

スズメバチセミを捕らえて引きずっていこうとしている。

巣に持ち帰ろうとしているのだろうか。

肉食とされるスズメバチだが、肉を食べるのはもっぱら幼虫で、成虫は肉を食べない。というより、相手を刺すお尻の毒針を自由自在に動かすため、おなかがとてもくびれていて、肉を食べても固形物が細いおなかを通らない仕組みになっている。

そこでスズメバチの成虫は昆虫などを捕らえて幼虫に与え、幼虫からその“お返し”に幼虫が分泌する栄養液をもらって自分のエサにしている。

栄養液は糖分やタンパク質など栄養豊富で、成虫のパワーの源になっているというので、その組成を再現してつくられたのが、スポーツドリンクの「ヴァ―ム(VAAM)」だ。

 

見返り美人ふうのカマキリ(オスだったりして)。

 

アオサギが羽を広げて羽繕い中。

こうしてみると日傘でもさしてるようにも見えるが・・・。

 

カイツブリが池の真ん中で、バタバタしながら仲間を探している。

やっぱり、ひとりぼっちはさみしい?