善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

カルガモのヒナの生存率

火曜日朝の善福寺公園は快晴。きのうは史上最速の梅雨明け。朝から暑い。

公園の生きものたちに影響がなければいいんだが。むろん人間も。

 

けさのカワセミは上池の遠くのところに1羽。オスのブンジ(B2)くんのようだ。

 

おととい見つけた4羽のカルガモのヒナ、けさは3羽に減っていた。

1羽は天敵に食べられちゃったんだろうか。

お母さんカモのあとをぴったり離れずについていってる。

カルガモは1度に10~12個ぐらいの卵を産むが、生存率は低くて、成鳥になるまで残るのは2割ほどといわれる。10羽生まれても生き残るのは2羽ぐらいしかいないというわけだ。

自然界の“掟”は厳しい。

 

カルガモは水辺の草むらなどに巣をつくり、そこで卵を産む。抱卵はもっぱらメスの役目で、オスは離れたところにいっちゃってるらしい。

頼りになるのは母のみで、孵化してヒナが歩けるようになると、母ガモは巣を捨てて、二度と元には戻らない。そこが、ヒナが飛べるようになって巣立ちするまでは父と母とでヒナを守りながら交代でエサやりをするほかの鳥と違うところだ。

巣を捨てて、次々とヒナがエサを確保できるのに適した場所へと引っ越しを繰り返す。どこも安全なところなんてなかなかなく、ヒナは次々とヘビなどの天敵に襲われてしまうのだ。

 

カルガモは「刷り込み」により孵化したあとに最初に見た動く物体を親とみなす習性があるから、当然、母ガモを親鳥とすぐに認識し、そのあとを追っかけ回す。親鳥を先頭に、ヒナたちが固まってついていく姿は実にほほえましい。

しかし、親鳥は、外敵からヒナを守ることはしてもエサを与えるわけではない。ヒナたちは、親のエサをとる姿をマネしながら、自分の力でエサをとって成長していくのだ。

ガンバレー、と応援したくなるね。

 

葉っぱの上でカマキリが立ち上がってジッとしている。

獲物がやってくるのを待っているのか。

ソッと近づいてカメラを向ける。

キロっと顔をこっちに向けて「見たな~」。

コワ~イ。