土曜日朝の善福寺公園は曇り。どんよりとした空。
このところ毎朝、カワセミ親子の様子を見るのが楽しみになっている。
けさもまずは子どもが1羽。
続いてもう1羽。
いずれも親がエサを持ってくるのを待っているのか。
首を長くしている。
こちらでは親が給餌中だった。
向こう側が子どもで、親から小魚を受け取ろうとするがなかなかうまくいかない。
親は小魚の頭を上にするプレゼントポーズ。
何度もチャレンジしてようやく受け渡しができたようだ。
満足げなカワセミの幼鳥。
毎日観察しているジャコウアゲハのサナギに変化が!
きのうまでは吊り下げられた形で横になっていたのが、けさ見たら垂直姿勢になっている。
羽化が近いのか?
下池では、オスの三郎くんがエサをねらっていた。
見事に魚をゲット。
捕らえた魚をくわえ直している。なかなかの大物だ。
自分で食べちゃうかと思ったら、魚の頭を上にするプレゼントポーズに。
そのまま巣がある方向に飛んで行った。
ということは、卵を温めているメスにあげようというのだろう。
こちらのカワセミの巣立ちも楽しみになってきた。
公園内のツミの巣に、けさもメスらしい姿が。
営巣作業中なのか。
ムラサキシキブが咲き出していた。
その近くで、枝が動いている?と思ったらナナフシ(ナナフシモドキ)だった。
動かなかったら小枝にそっくりで見逃したかもしれない。
カメラを近づけると前脚で威嚇?してきた。
コメツキムシだろうか。
天敵などの攻撃を受けると、胸と羽の部分をV字に曲げて、その姿勢を戻す反動で勢いよく飛び跳ねる。その様子がまるで米をついているようだというので名がついた。
茶褐色でまだら模様の見たこともないカミキリムシ。
キマダラミヤマカミキリのようだ。
ミヤマ(深山)というからには山に棲んでるはずだが、平地で見ることも多いという。
長い触角。しかし、オスはもっと長くて、体長を大きく超える長さがあるというから、これはメスのようだ。
ジッとしているのをいいことに近寄って見る。
金色の微毛がビッシリと生えていて、まだら模様はビロード状になっている。
日の光を浴びて、角度によって色や模様が変わって見える。なかなか美しいカミキリ。
しかし、名前の由来にもなったアゴはいかにも鋭そう。
本当に髪の毛が切れるんだそうで、ある実験によれば、カミキリムシと同じアゴの構造を持つクワガタムシと噛む力を比べてみると、カミキリムシが959g、クワガタムシが646g。測定したカミキリムシの体重は45gなので、体重の21倍ほどの力で噛むことができたという。
葉っぱの上でくっついているのは、テントウムシのサナギと幼虫のようだ。
やがて左の幼虫もさなぎになって、羽化を待つのだろうか。
善福寺公園近くの区立公園で、タイサンボク(泰山木)の花が咲いていた。
名前の由来は、花や樹形が大きくて立派なことから、大きて泰然とする山になぞらえてつけられたとの説がある一方、上向きに咲く花の形がまるで大きな盃(さかずき)みたいで、「大盃木」と書いてタイサンボクと読むようになったとの説もある。
酒好きとしては後者を支持したいが・・・。