日曜日朝の善福寺公園は始め晴れ。のち雲が多くなるが、朝からうららか。
モンウシロチョウが飛んでいた。
きのう、きょうの暖かさでサクラ(ソメイヨシノ)は一気に開花が進み、早くも見ごろを迎えていた。
しかし、例年だと花見の場所取りのシートが敷き詰められているものだが、今年は(去年に続いて)何もない。
サクラは歩いて愛でるだけ。
池のほとりでオオシマザクラが咲いていた。
ソメイヨシノは母がエドヒガン、父がオトシマザクラのかけ合わせだから、お父さんの木。
ちょうど目の前のあたりにコブシの花が咲いていた。
中をのぞいてみる。
コブシは雌性先熟の両性花で、先に雌しべが柱頭を突き出して花粉媒介の虫や鳥を呼び寄せ、その後はまわりの雄しべが突き出してきて、花粉を出すようになる。
今は、だんだん雄しべが“自己主張”を始めたときか。
スオウ(蘇芳)の花が咲いている。
アジア南部に産するマメ科の小高木で、日本には飛鳥時代に薬用として輸入されたというが、植物染料としても利用されるようになった。
深い紅色が特徴的で、スオウでつくった染料にふのりを混ぜると生血にそっくりというので、歌舞伎の小道具にも使われるようになった。
カラスが口いっぱいに何かくわえている。
よくみると縄かなんかを脚で踏んづけクチバシで器用にほどいているところだった。
巣の材料にするのだろうか。
けさのカワセミは、上池でオスのB2くんらしいのがエサをくわえて飛んで行った。
メスへのプレゼントか。順調に愛を育んでいるようだ。