火曜日の善福寺公園は台風の影響で前夜から雨。やむのを待って昼休みに公園を1周。
上池を半周して下池を1周。
近くには真っ赤っかのアカトンボが翅を休めていた。
さらにその近くではシオカラトンボ。
朝より昼の方が休んでいるトンボが多い感じがする。
キチョウが地面におりて吸水中か。
ゴマダラチョウがじっとしていた。
ソーッと近づくと、気づいていないのか、あるいは気づいていてもまあいいやと思っているのか、少しも動ぜず。
黄色い口吻は水道ホースみたいにして丸めて収納してあるから蜜を吸ってるわけでもなく、ただ休んでるだけか。
小さなカマキリ。まだ子どものようだが、尻尾を持ち上げるのは威嚇のポーズだという。
早朝は閉まっている子ども広場裏の起伏のある遊歩道が、昼間なので開いていたので歩く。
ゼンプクジアザミが植えられていた。
まだ花は咲いてないが、真ん中のひときわ茎が高いのがゼンプクジアザミ。
実はこのゼンプクジアザミは新種のアザミで、公園近くの東京女子大学の構内で咲いていたのを、日本のアザミ研究の第一人者で同大学の講師もつとめる国立科学博物館名誉研究員の門田裕一さんが発見。
ほかのアザミとはどうも違うというので調べたところ、新種とわかったという。善福寺で見つかったアザミなのでゼンプクジアザミ。発見したのが2016年で、このほど正式に植物研究雑誌に新種として発表されたそうだ。
現在のところ、本種が見られる場所は東京女子大キャンパス内と善福寺公園のここだけという。
自分が住む地域で新種の植物が見つかるなんてうれしいかぎり。花が咲くのが楽しみだ。
ムギワラトンボがとまっていた。
茶色をしていて、シオカラトンボのメスのこと。
このあたりは池からはだいぶ離れている。オスは池の縁を盛んに飛んでいる。オスを避けてやってきたのか。それとも自分を探しにくるオスを待ってるのか。
小さな小さなシャクトリムシ。
シャクガの幼虫だろうか、1㎝もないほどだが、しっかり尺をとりながら移動していた。
まるでカラカラの枯れ木のようで、背中からは何本ものトゲが生えている。
あのトゲは何の役割をしてるのだろうか?
黄色一色の美しいガ。
キムジノメイガだろうか。
鮮やかな黄色に無地の翅を持つ。それで黄無地野冥蛾。