水曜日朝の善福寺公園は曇り。夜中に雨が降ったようで地面が濡れている。空気はヒンヤリ。
公園に着くなり、上池のとおくのほうでカワセミが2羽並んでとまっていたが、すぐにわかれしまった。
親鳥のオス・メスのようだった。
しかし、おとといあたりまでいた子どもたちの姿はない。
自分でエサを獲れるまでに成長し、それぞれのテリトリーを求めて散っていったのだろうか?
残った親鳥は次の子育てに備えているのか?
カワセミの繁殖期は3月~8月ぐらいにかけてと長く、その間に2~3回子育てをするという。1回の子育てが早く終われば、次の繁殖に着手できるので回数も増えるらしい。
下池にまわると、池から善福寺川に水が落ちるあたりにメスのカワセミ。
下池でカワセミを見るのは久しぶり。
池をめぐっていると別のカワセミも飛んでいたから、ひょっとしてこちらもカップルか?
だいぶ大きくなったカマキリ。
近づくとピタリと動きを止めた。緑の枝かなんかに擬態して、「私はカマキリなんかじゃありませんよ。ただの枝ですよ」といってるみたい。
脚の黄色いカメムシが葉っぱの上を移動していた。
小さな小さなガが葉っぱにとまった。
よく見ると美しい模様。
キアヤヒメノメイガ(黄綾姫野螟蛾)のようだ。
近似種にシロアヤヒメノメイガがいるものの、黄色味が強い感じなのでキアヤヒメノメイガか。また、長方形~三角形の濃褐色紋があるが、三角紋が明瞭なのも特徴だ。
アオサギが首を伸ばしてエサをねらっていて、その姿が水面に映っている。
ここでも小さなガがあちこち移動しながらアベリアの花の蜜を吸っている。
翅の縁が赤褐色のガで、マエアカスカシノメイガ(前赤透野螟蛾)。
翅は鱗粉が少なくて透けて見えるというが、たしかに、かすかに翅の向こうの花が見える。
それにしても長い口吻。蜜を吸うため、上を向いた口から長い口吻を伸ばしていて、まるで噴水みたいに見える。