金曜日朝の善福寺公園は曇り。風はなく、気温もさほど低くない。
上池では、けさもカワセミのオスとメスが盛んに鳴き交わしている。
近くに並んでいるところに遭遇。
積極的なのはメスのほうで、ピーピー鳴いてオスを誘っているのか?
オスのほうはどっちかという腰が引けていて、すぐに離れたところに行こうとする。
メスが追っかけていく。
何度か場所を変えて・・・。
その後は?散歩を続けたのでわからない。
小川にはキセキレイ。
下池を1周してふたたび上池へ。
ウグイスカグラ(鶯神楽)の花が咲いていた。
日本固有種で、別名・春告花。この花が咲くと武蔵野台地では春の到来を感じるという。
ただ、気になるのはウグイスカグラという名前の由来。
カグラというからにはどこかお神楽に似たところがあるのだろうか?だったらめでたい気もするが・・・。
しかし、名前の由来は諸説あってはっきりしないらしい。
その中に「ウグイスガクレ」が転訛したものとの説がある。
警戒心の強いウグイスがよくこの植物の茂みの中に隠れるので「ウグイスガクレ」。それが転じて、語呂がいいからか、ウグイスカグラになったというのだ。
「日本国語大辞典」にも、ウグイスカグラの異名としてウグイスガクレがあげられている。
また、ウグイスが茂みの中を移動する姿が神楽の舞いに似ているというのでこの名がついたとの説もあるらしい。
これもなかなか魅力的な説だ。
よほどウグイスはウグイスカグラが好きだったのか、江戸時代後期の1775年に刊行された「物類称呼(ぶつるいしょうこ)」にはウグイスカグラのことを「ウグイスノキ」との記載があるという。それが幕末の1856年に刊行された「草木図説」では、ウグイスノキがウグイスカグラに変わっていて、これがウグイスカグラの初出といわれる。
やはり当時の人は、ウグイスがあっちにこっちにと移動する姿を神楽に見立てたのだろうか?
このところしょっちゅうウグイスの姿を見ている当方としては、たしかに神楽を舞っているように見えなくはないが・・・。
カイツブリのペアが仲よく並んでいた。
珍しく池のほとりにツグミ。
水でも飲みにきたのかな?
スックとツグミの立ち姿。
「脚長いでしょ」とどこか自慢げ。
すると、近くにカワセミのオスがとまっていて素早く小魚をゲット。
ひょっとしてメスに求愛行動でプレゼットするかな?と思ったら食べちゃった。
そばにメスがいて、先ほど同様、また近くに並んでとまった。
2羽の“恋の駆け引き”はいつまで続くのか?
またあしたのお楽しみ。