善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

尾っぽの長いバッタじゃなくてキリギリス

 

火曜日朝の善福寺公園は曇り。雲の切れ目から日が差し始める。さわやかな朝。

 

けさのカワセミは?と公園に到着すると、いつもカワセミがいるあたりにシラサギが並んで止まっている。f:id:macchi105:20201006093855j:plain

カワセミは?と探すと、端の方にいた。f:id:macchi105:20201006093920j:plain

1羽のシラサギがフイに飛び立った。f:id:macchi105:20201006093941j:plain

すると、ほかのもあとを追って飛んでいく。f:id:macchi105:20201006094000j:plain

上空の高いところを旋回して、遠くにいなくなるかと思ったら、やがてまた戻ってきた。f:id:macchi105:20201006094018j:plain

 光沢のある青緑色をした美しいイトトンボが止まっている。f:id:macchi105:20201006094041j:plain

このところよく見るイトトンボと比べて大きめのイトトンボ

アオイトトンボ、あるいはオオアオイトトンボか。

 

やけに尾っぽの長いバッタ。f:id:macchi105:20201006094156j:plain

キリギリスの仲間のオナガササキリだろうか。

あるいはやはりキリギリスの仲間のヤブキリか。

細い触角を伸ばしていて、お尻から出てる長いのは産卵管のようだ。

 

別名バッタ目とも呼ばれる直翅目は大きく「バッタ亜目」と「キリギリス亜目」の2つのグループに分けることができるので、バッタとキリギリスは別の種類らしい。

バッタに比べて脚と触角が非常に長いのが特徴で、メスでは尾っぽの産卵管が長く発達している。

なるほどこれはバッタじゃなくてキリギリスだ。

 

こちらは毎日よく見るバッタ。f:id:macchi105:20201006094216j:plain

サンショウの葉に、鳥の糞の形をしたアゲハの幼虫。f:id:macchi105:20201006094241j:plain

サナギの前の終齢になると緑色に変身する。

 

アジサイの葉っぱの上にビロードハマキ。

美しい模様のハマキガの仲間。f:id:macchi105:20201006094305j:plain

地味な色で擬態をしているガが多い中で、派手な色で天敵を驚かそうという魂胆か。

上のオレンジ色っぽいのがお尻で、下が頭。

これも天敵を惑わそうというニクい作戦のようだ。

 

ホウセンカが咲いていた。

カタカナのホウセンカより、漢字の鳳仙花のほうがいいね。f:id:macchi105:20201006094400j:plain

沖縄では「てぃんさぐ」という。

沖縄民謡「てぃんさぐぬ花」はこんな歌詞だ。

 

てぃんさぐぬ花や

爪先(ちみさち)に染(す)みてぃ

親(うや)ぬ寄(ゆ)し事(ぐとぅ)や

肝(ちむ)に染みり

 

鳳仙花の花は爪先に染まり 親の教えは心に染まる