善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

アオマツムシのニラミ

日曜日朝の善福寺公園は曇り。穏やかな朝。

 

上池の端っこに、三郎くんらしきオスのカワセミ

つぶらな瞳。

 

下池にまわると、まず見つけたのがアオサギ

 

善福寺川の源流あたりにはシラサギ。

 

さらにカワセミのメス。サクラちゃんのようだ。

サクラちゃんがツイ~ッと飛んでいったのでその先を追うと、とまっていたのはサクラではなく、小四郎くんらしいオスのカワセミ

仲間を探しているのか、いろんなポーズをしてくれた。

やがてもう1羽が飛んできて一緒にヨシの林の陰に飛んでいってしまったが、居合わせたカワセミウオッチャーによると、ほかにもカワセミがきていて、今、下池には4羽ほどのカワセミでにぎやかなのだとか。

そんなにいて縄張り争いに発展しないんだろうか?と心配になった。

 

下池から上池に向かっていると、小さなクコの花に小さなヒラタアブらしいハナアブがやってきて、蜜を吸っていた。

 

手すりの上にいたのはアオマツムシ。

コオロギの仲間で、全体が鮮やかな緑色をしていて、メスは緑一色だが、オスの背には茶色い斑紋があるというから、これはオスか。

斑紋はまるでナスカの地上絵みたいに複雑な模様をしている。

よくマツムシと混同されるが、童謡にも歌われ「チンチロリン」と鳴くマツムシと違って、「リーリー」と鳴くのがアオマツムシ。マツムシは草むらにいるが、アオマツムシは比較的樹上高くに棲んでいるから、ときどきこうして姿をあらわす。

秋に鳴く虫の代表的なものとしてはマツムシのほかにもスズムシ、コオロギ、キリギリスなどがあるが、都会で一番多く声を聞く機会が多いのはこのアオマツムシだといわれている。

 

もともと日本にはいなくて、原産地の中国から樹木の苗木に紛れて渡ってきたのではないかという。

日本での分布は関東から西の本土に限られ、ことに大都市やその周辺に多いといわれる。温帯性の虫なのか、南西諸島など亜熱帯にはいないが、かといって東北地方など寒いところも苦手のようだ。

 

ジッとしてるので近づくと、コワイ顔でにらんで?いた。

触角が異常に長くて体の倍ぐらいあるが、かえって不自由じゃないのかとフト思ってしまった。