土曜日朝の善福寺公園は曇り。ときどき吹く風が涼しい。
けさのカワセミは、上池に2羽、下池に1羽。
上池のカワセミは、1羽はまだ子どもっぽいメス。背伸びしてだれかを探してるのか。
オスのカワセミは大人っぽい。
下池のカワセミも成鳥のオスのようだ。
5、6羽のアオサギが等間隔で枝の先に止まって首を伸ばしている。
まるで観覧車みたい。
アザミの花があちこちで咲いている。
チョウでも止まってないかなと見回すと、ナント、オンブバッタが止まっていた。
長い顔の先に口がある。
普通、バッタはイネ科の草を好んで食べるものだが、オンブバッタはヨモギやオオバコ、クズなどの野草の葉が好物だという。
だがこのオンブバッタのメスはアザミの花が好きなのだろうか。
すると、背中のオスも身を乗り出してきて、アザミの花に口を伸ばしている。
そりゃオスだって、おんぶしたままではハラも減るだろう。
メイガだろうか。
葉っぱの裏に大股開きで止まっていた。
カマキリが逆さになってエサをねらっている。
何とも怖そうな顔で、鎌状の前脚も強靱な感じ。小さな虫にとってはまさしく“怪獣”だろう。
逆さになってピタリと動きを止めて微動だにしない。
獲物がやってくるまで、こうやって何時間も動かないでいるのだろうか。
マユミの木の下でも。
真っ黒な体に、花火か花が咲いたような白い毛が生えた幼虫。
ウメスカシクロバの幼虫のようだ。
白い毛は毒針だって。
タイヤがつながったような体に長い毛がボーボーに生えている。
モンクロシャチホコの幼虫だろうか。
だとしたら毛は無害のようだが、サクラなどのを食べる害虫として知られているらしい。