土曜日朝の善福寺公園は晴れのち曇り。風はなく、湿度90%では蒸し暑いのも当然だ。
けさの公園上池のカワセミ親子は?
子どもたちが遠くで止まっていた。
親はエサ獲りで忙しそう。
小さいのをゲット。自分で食べちゃった。
すぐ次をゲット。これも食べちゃった。
もう子どもたちは自分でエサをとれるようになったのだろうか。
下池ではけさもメスが1羽で止まっていた。
木陰でアゲハが交尾している!
アゲハの交尾は初めてみたが、今年はやけにいろんな種類の交尾シーンを目撃している。
場所を移動しながらもお尻をくっつけたまま離れない。
まあ人間だって生殖器はお尻のあたりにあるから同じなんだろう。
尾状突起はなく、翅のつけ根に赤い斑紋がある。ナガサキアゲハのようだ。 しかもオスが上かと思ったらメスが上(メスは後翅に白い斑紋がある)。
オスがメスを押さえつけているのではなく、メスがオスを引きずるようにして移動していく。
葉っぱのあたりで止まって動かなくなった。
どうやらアゲハの交尾はメスが上になるのが普通らしい。
オスの尻尾には把握器(バルバ)と呼ばれる器官があって、先端が左右に開く構造になっている。これで尻尾を左右から挟んで固定するため、一度交尾を始めたらメスが逃げようとしたって離れない。
それでオスは引きずられるようにしていたのか。
しかも、アゲハの交尾時間は長い。
ナミアゲハの観察記録によると、1時間30分も交尾し続けたという。
すごい執念。
ハチに擬態したコスカシバ。
尾っぽが扇形だからオスだろう。
タテハチョウが翅を閉じて止まっていた。
枯れ葉模様のキタテハだろうか。
秋になって枯木や枯葉に止まると保護色になる。翅の表はダイダイ色に黒い紋。それでキタテハ。
似た仲間にシータテハ、エルタテハがいてどうやって見分けるかというと、キタテハの後翅には白い小さな”く”の紋がある。
よく見るとたしかにある。