金曜日朝の善福寺公園は快晴。朝は北寄りの風で木陰は涼しい。
善福寺池から川に水が落ちるあたりでカワセミがえさをねらっていた。
あんなに激しく流れるところでも魚をゲットできるのだろうか。
ときどきこのあたりにいるからきっと成功体験があるのだろう。
けさもセミが上から降る如く鳴いている。
羽化したばかりらしいセミ。体が白っぽい。
ミンミンゼミか、あるいはヒグラシか? 羽化直後でわかりにくい。
こちらはおそらくミンミンゼミ。
近寄ってよーく見ると、まるで兜をかぶった武将みたいな模様。怖い顔でにらんでる。
久しぶりにバンを発見。
茎にへばりついているのはスズメガの一種、シモフリスズメの幼虫だろうか。けっこう大きい。
近づくとそっくり返ってイナバウアーみたいな格好。
敵を威嚇しているのか、「やめてー」っていってるのか。
キマダラカメムシの幼虫がいた。
暗灰色で、赤色の小さな斑点がある。腹部中央(腹背盤という)はボタンのように黒くなっている。もともと台湾~東南アジア原産で、日本でも急速に分布を広げているという。
ゴミを背負った小さな虫が葉っぱの上を移動していた。
ゴミに擬態したクサカゲロウの幼虫だろうか。
クサカゲロウは漢字で書けば「草蜉蝣」あるいは「臭蜉蝣」。
幼虫の背中には鉤のような細い毛が生えていていて、そこにゴミを引っかけて行動するという。琥珀にもゴミを背負ったクサカゲロウの幼虫が発見されていて、とするとすでに1億年以上前から同じような行動をしていることになるらしい。
アゲハがせわしなく舞っている。
よく見ると翅はボロボロ。
少しは休んだらいいのにと思うが、止まることなくヒラヒラと舞い続けていた。
毎日見ていたカマキリの姿がここ数日見ないのでどうしたかなと思っていたら、けさは立派なカマキリ。
カマキリは秋になると産卵するから、そろそろ成熟期を迎えているのだろう。