善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

羽化ラッシュの朝

月曜日朝の善福寺公園は晴れ。朝はさすがさわやかですごしやすい。

 

上池の真ん中に2羽のカワセミ

オスとメスだろうか。1羽は遠くへ飛んで行った。f:id:macchi105:20200803093546j:plain

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けさはあちこちで虫の脱皮を見る。

ここ数日、脱皮する前の虫を餌食にするムクドリの姿が見えないためだろうか。

まずはカマキリの脱皮。f:id:macchi105:20200803093637j:plain

脱け殻はよく見るが、脱皮している最中のはめったに見られない。

 

ナント、セミの幼虫が樹上を歩いている。

おそらくこれから羽化するところなのだろう。f:id:macchi105:20200803093805j:plain

セミはチョウなどの完全変態の虫と違って、バッタやカマキリ、トンボ、カメムシと同様、不完全変態なのでサナギにはならず、幼虫が脱皮して羽化する。

木の上を歩いて羽化の場所を選び、そこでジッとしている。やがて背中の中央にタテの裂け目ができてそこから成虫が抜け出てくる。

 

羽化した直後のセミ

まだ羽化直後で半透明の真っ白なのもあるf:id:macchi105:20200803093913j:plain

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下池にも2羽のカワセミ。そのうちの1羽。f:id:macchi105:20200803094001j:plain

キマダラセセリだろうか。

茶褐色と黄色のままだら模様のセセリチョウf:id:macchi105:20200803094023j:plain

ヒメジャノメ。f:id:macchi105:20200803094043j:plain

バッタ。

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 ハムシの仲間か。f:id:macchi105:20200803094124j:plain

クモが脚を広げている。

硫黄色した模様からしてイオウハシリグモか。f:id:macchi105:20200803094151j:plain

 まるで歌舞伎で見得を切っているみたいなカマキリ。

「いよっ、音羽屋!」(あ、今は大向こうのかけ声禁止)f:id:macchi105:20200803094219j:plain

ベッコウハゴロモの幼虫。

お尻から蝋物質を糸状に出して、いつみても不思議な姿。f:id:macchi105:20200803094251j:plain

体の部分は魚みたい。

 

糸を引いて空中をフワフワ舞っているのはセミヤドリガの幼虫だろうか。セミの羽化のころになるとあちこちでフワフワ舞っている。f:id:macchi105:20200803094418j:plain

セミ(主にヒグラシ)のおなかのあたりに寄生し、セミの体液を吸って成長し、ころ合いを見計らってセミから離れて糸を吐いて降下し、適当なところに止まってやがて成虫になる。セミは多少、栄養分を奪われるものの大丈夫らしい。

 

カメの赤ちゃん。f:id:macchi105:20200803094530j:plain

ハナアブヤブミョウガの花の蜜を吸っていた。f:id:macchi105:20200803094552j:plain

シオカラトンボが翅を休めていた。f:id:macchi105:20200803094619j:plain

公園を1周するだけで、けさもたくさんの鳥や虫たちと出会えた。