日曜日朝の善福寺公園は曇り。途中小雨降り出し、帰るころにはやむ。
オニグルミの実。
中に硬い殻に守られた種子があるが、殻はとても固く、砕くと破片が鋭利。そこで、トーヨータイヤのスタッドレスタイヤの素材として利用されているんだとか。
葉っぱの上に折れた小枝が乗っている。
通りすぎようとしたが、つい最近、昆虫の擬態の本(藤原晴彦著「だましのテクニックの進化 昆虫の擬態の不思議」)を読んだ直後だったので、ハテもしや?と立ち止まる。
しかし、どー見ても折れた木の枝にすぎない。
そこでチョンチョンとつついてみると何か柔らかい。まさか、木の枝が柔らかいわけがない。さらにつっつくとポキリという感じで2つに折れた。
なーんだ、やっぱり木片か、と思ったら動き出して翅が出てきて擬態している虫とわかる。
翅を閉じて止まっているとどうみても木の枝にしか見えないガ。
擬態の本に出てくるキバラモクメキリガに似ているが、翅の先っちょが黄白色なので区別がつくという。
漢字で書くと「褄黄鯱鉾蛾」。幼虫のとき、敵が近づくとシャチホコのような格好をして相手を威嚇する姿からこの名がついた。
クモの巣が雨に濡れて、美しい模様を見せていた。
池の上をアメンボがスイスイ。
アメンボの脚先は短い毛が密生していて、水の表面張力を利用して水面を動き回ることができる。
その中に、やけに大きいのがいた。
何だろうとよーく見ると、アメンボの上に別のアメンボが乗っているのだった。
下の大きいのがメスのアメンボで、上に乗っているのはオスのアメンボ。
オンブバッタは見たことがあるが、オンブアメンボを初めて見た。
メスはオスより一回り大きく、オスは交尾相手を見つけると「このメスはおれのもの」といわんばかりにおんぶして独占するのだとか。
ひょっとして交尾中だったかも?
コシアキトンボもたくさん羽化していた。
池の真ん中ではアオサギがエサを探していた。
ときおりあくび?してたがやる気あるのか?