月曜日朝の善福寺公園は晴れ。秋の雲が広がっている。
けさのカワセミは、2羽が近くに止まっていた。
そういえば例年、秋になると2羽でいるところをよく見る。
早くも恋の駆け引きが始まったのか?
エサ探し中のアオサギ。
音を立てないようソーッと歩いている。
その姿がカワユイ。
きのうと同じにアシタバの花にハエとゾウムシ。
ハエは花にたかっているからハナバエか、それともノイエバエか。
こうしてよく見るとけっこう美しい。
とかく「五月蠅(うるさい)」と嫌われるハエだが、花に寄ってくる今ごろのハエは「十月蠅(かわいい)」とでも呼ぶべきか?
ゾウムシは何であんな長い鼻(口吻)をしているのか?
ゾウムシの仲間は世界で約6万種が知られていて、知られていないものも含めれば20万種を超えると推定され、地球上の生物の中で一番多様性が高い生物といわれているそうだ。
ゾウムシの口吻は単に蜜を吸うためにあるのではなく、花の奥とか枝の中にある実やタネ、植物の組織などを食べるため、それであんな長い形をしているのだとか。鼻の先端にはアゴ、つまり口がついていて、ほかの昆虫では届かない植物の中身を食べることができるのだそうだ。
もう1つの理由として、ほとんどのメスは長い鼻で植物に穴を掘り、卵をその中に産むという行動をとるのだそうだ。
そのいい例が穀類によく発生するコクゾウムシ。
長い鼻で穀類に穴をあけ、卵を産みつけていく。米や麦1粒1粒に卵も1つずつ産みつけ、その中で孵化した幼虫はすくすくと成長して蛹となり、成虫となって米から出てくる。
ゾウムシだけにゾーっとする話だが・・・。
アシタバの枝にはキアゲハの幼虫もいた。
キアゲハの幼虫は脱皮を繰り返して大きくなっていくが、これはまだ幼い3齢ぐらい?
するとこれは4齢から終齢ぐらいの幼虫か。
やがてサナギになって冬を越して、春を待つのだろうか。