善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

きのうのワイン+「ガス燈」

チリの赤ワイン「マプ・メルロ(MAPU MERLOT)2015」
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「マプ」とは、チリの先住民族、マプーチェ民族の言葉で「大地・地球」を意味しているという。
ワイナリーはバロン・フィリップ・チリ。
ブドウ産地はサンティアゴの南、セントラル・ヴァレー
ブドウ栽培に理想的な雨の少ない地中海性気候で、日中は温められた海風が海岸沿いの山々にぶつかって谷まで上昇し、 夜間には冷たい空気がアンデス山脈から吹き降りてくるんだとか。

かの地を思い浮かべながら飲む。
メルロらしくフルーティーな味わい。

ワインの友で観たのは、だいぶ前にNHKBSでやっていて(たしか2月)、録画したまま観るのを忘れていたイングリッド・バーグマンの「ガス燈」。
1944年のアメリカ映画。日本では1947年公開。てーことは今から72年前の映画。
古いっ、しかしバーグマンは美しい。
監督は「若草物語」や「マイ・フェア・レディー」のジョージ・キューカー
出演はシャルル・ボワイエイングリッド・バーグマンジョゼフ・コットンほか。

題名と、イングリッド・バーグマンから推察して、甘い恋の物語かと思ったらとんでもない、サスペンスというより私的にはホラー映画。
今は亡き淀川長治さんならきっと「怖い、怖い、コワーイ映画でしたねー」と言うだろう。
あまりにイングリッド・バーグマンが可哀相で、それでアカデミー主演女優賞をもらったのかもしれない。

ロンドン名物のガス灯が随所に出てくる。
モノクロームの映画だったが、大画面でみたらもっと幻想的だったろう。

昔は街頭だけでなく各家々の室内灯としてもガス灯がともっていたらしい。
どうやって灯していたのかと思ったが、映画の中で「管が」というセリフがあったから、今の都市ガスと同じに各家庭までガス管が敷かれていたのだろうか。