善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

きのうのワイン+「革命児サパタ」

フランス・ボルドーの赤ワイン「クラレンドル・ルージュ(CLARENDELLE ROUGE)2011」。
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特級格付第一級の5大シャトーのひとつシャトー・オー・ブリオンと、その向かいにあるシャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオンの2つの名門シャトーを擁するクラレンス・ディロン・ワインズ。
そのクラレンス・ディロン・ワインズが手がけるボルドーワインだという。
シロウトにはよくわからないが、とにかくすごいイワインらしい。
ブドウ品種はメルロ、カベルネ・ソーヴィニヨンカベルネ・フラン主体。

飲んでみるとたしかに洗練された味わい。

ワインの友で観たのは先日NHKBSでやっていた映画「革命児サパタ」。
1952年のアメリカ映画。
監督エリア・カザン、脚本ジョン・スタインベック、出演マーロン・ブランドアンソニー・クイン他。

エリア・カザンジョン・スタインベックといえば「エデンの東」を思い出す。そしてヘンリー・フォンダ主演の「怒りの葡萄」の原作はスタインベックの小説だった。

20世紀初頭のメキシコ革命で活躍した農民出身の革命家エミリアーノ・サパタマーロン・ブランド)の半生を描いた作品。
マーロン・ブランドアンソニー・クインもとにかく若い。

スタインベックらしいセリフが秀逸。

支配者どもにいつも裏切られる農民に対して、サパタは言う。
「自分たちの土地は、自分で守れ。でないとまた奪われる」
「必要とあらば命を捨ててでも守るんだ。家を焼き払われたら建て直せ。作物を植え直し、子どもをまたつくれ。谷を追われたら山に住め」
そして最後のほうのセリフ。
「たくましい民衆だけが、未来をつくるんだ」