善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

きのうのワイン+西部に賭ける女

イタリアの赤ワイン「カサウラ モンテプルチアーノ・ダブルッツォ(Kasaura Montepulciano d'Abruzzo)2011」
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イタリア中央部アブルッツォ州のワイン。生産者はCantina Zaccagnini (カンティーナ・ ザッカニーニ)で、ブドウ品種はモンテプルチアーノ。
トスカーナ州にモンテプルチアーノという町があり、そこから導入された品種という。ちなみにモンテプルチアーノはローマとフィレンツェを結ぶ鉄道のちょうど中間にあるChiusi駅からバスで1時間ほどのところにあるんだとか。
アブルッツォ州はそこより少し南東にある。
イタリアはきっと国中のどこでもブドウ栽培が可能なんだろうな。

けっこう濃い赤をしているのに、意外とあっさり味で飲みやすいワイン。
アルコール度数が12・5%となっている。先日飲んだワイン(ヴィニウス オーガニック カベルネ/メルロー)は13・5度だったから、けっこう低めだ。それであっさり味に感じるのか。

ワインの友の映画は昼間NHKBSでやっていた『西部に賭ける女』。1960年のアメリカ映画。主演はソフィア・ローレン。相手役にアンソニー・クイン

最初『西部を駆ける女』かと思ったらまるで違っていて、旅芸人一座の話だった。
旅芸人といってもちゃんとした芝居をする移動劇団で、座長の名前をとって「ヒーリー劇場」とかいっていた。
演し物も、オッフェンバッハのオペレッタ「トロイのヘレン」とか、映画ではロッシーニ作といってたが「マゼッパ」とか、本格的。
この一座をめぐる騒動に、町のボスやガンマン、先住民とのあらそいなんかが加わって多少は西部劇っぽい話となるが、基本は旅芸人たちの悲哀を描く映画で、それなりにおもしろかった。
ソフィア・ローレンが魅力的で美しかったし、アンソニー・クインが若々しく、豪快な顔だちに似合わず苦悩する座長を好演していた。