善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

けっこうワイルドだった今熊山

ゴールデンウィーク最終日の6日は曇り。夜中に雨が降っていたが、雨上がりの朝はさわやか。

善福寺公園のバンに赤ちゃんが生まれたというので探すが、親鳥がせっせとエサとりに出かける様子は見られたが、ヒナの姿はなし。

上池のニセアカシアの花が咲いていた。
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近くまで寄るとこんな花。
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今年のGWはけっこう忙しかった。
3日は井草八幡宮の太鼓祭。
4日は地下鉄・表参道駅近くのスパイラルホールで「スパイラル・インディペンデント・クリエーターズ・フェスティバル」。
さまざまなジャンルの若手クリエーター100組によるアートフェスティバルで、若い才能からたくさんの刺激を受けた。
昼は近くの「青山 川上庵」へ。クルミだれのソバがおいしかった。

翌日のきのう、こどもの日の5日は、友人たち5人と秋川方面にハイキング。
西武新宿線上石神井駅7時33分発の電車に乗って、拝島でJRに乗り換え。武蔵五日市に8時45分ごろ到着。
電車はさほど混んでなくて座って行けた。
武蔵五日市で下車したハイカーのほとんどは数馬行きバスに乗っていったが、われわれがめざすバスに乗ったのはわれわれ6人と若い男性1人のみ。
そめざすは今熊山という標高505mの山。あまり人気がないのか?

八王子行きのバスで今熊山登山口下車。乗っている時間は10分たらずで、9時半ごろから歩き出す。
20分ほどで今熊神社。
今熊山山頂へは40分ほど。
途中から見た市街地の眺め。
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地図を見ると距離は短いのにずいぶん時間がかかるなと思ったら、たしかに急坂が続いていて、みんなヒーヒー。しかし、歩く時間はそれほど長くないから、なんとか山頂にたどり着く。

新緑の美しいこと! 命の洗濯とはこのことをいうのだろう。おかげで心身ともにスッキリする。
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下山路がまた急坂で、ふたたびヒーヒーいいながら下っていく。

しばらく下ったところにあった金剛の滝がまたすばらしかった。
まず1つめの滝があり、さらに、人1人通るのがやっとの洞窟を潜っていくと、宮崎駿のアニメ映画「風の谷のナウシカ」の一場面のような別天地が広がっていて、そこの滝が美しい。
マイナスイオンが充満している感じ。
1つめの滝。
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奥にある滝。
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下山中に見つけたワンちゃんみたいな切り株。
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さらに下っていくと、広徳寺というかなり古そうなお寺。
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応安6年(1373年)に創建されたという臨済宗のお寺。境内のイチョウが見事だった。
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お寺に着いたのがちょうど12時ごろで、歩行時間は2時間半ほど。しかし、歩いた歩数は1万9000歩。時間の割にはけっこう歩いた。
急坂で鎖場もあったし、洞窟を潜っての滝巡りなど、近場にしてはワイルドなおもしろさがあった。
それなのに、山の中で出会った人は1人か2人で、あまり人気はなさそう。もっとにぎわっていいのに・・・。

帰り道、のらぼう菜を栽培・直販している農家があり、1束100円ののらぼう菜を購入。
すぐ目の前が畑で、足りなくなると客の目の前で収穫していた。
のらぼう菜は江戸時代からこのあたりで栽培されてきた特産物という。収穫は2月~5月ごろで、ちょうどいまが旬の野菜だ。
帰ってお浸しにして食べたが、おいしかった。

駅近くの「寿屋 忠左衛門」というそば屋で、ビールと地元の酒「喜正」で乾杯し、いい心地で帰途につく。
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ここで売っている手打ちのうどんを家に帰って食べたが、これもおいしかった。