善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

馬頭刈山~瀬音の湯+田無「鳥はな」

5月1日の日曜日は友人たちと「初夏の新緑ツアー」と銘打って奥多摩のハイキング&温泉を楽しんだ。

JR武蔵五日市駅下車で行く「馬頭刈山から瀬音の湯」のコース。
歩く時間は3時間半ほど。3つの山を越えるが、尾根歩きがメインで、標高884メートルの馬頭刈山周辺は「関東富士見百選」に選ばれており、ながめがいいらしい。

「馬頭刈山」は「まづかりやま」と読むが、その語源が面白い。
諸説あるが、その中にアイヌ語が語源という説がある。
アイヌ語の「聖なる山」を意味する言葉に「マッカリ」というのがあり、それが転じて「まづかり」→「馬頭刈」になったという。
何でまたアイヌ語が関東地方の地名になるのかと不思議に思うが、アイヌ語に由来する地名は東日本に多いという話を聞いたことがある。
「武蔵」という地名にしても、金田一京助の説によればアイヌ語の「モ(静かな)・チャシ(城)」が「ムサシ」になったという。ホントかどうかは不明だが。

いずれにしても早朝(6時20分ごろ)、わが家を出発し、奥多摩を目指す。
武蔵五日市駅発の西東京バスで軍道下車。
そこから山登りが始まり、予定では次のコースタイムとなる。
軍道8時40分→(1時間30分)→馬頭刈山10時10分→(45分)→鶴脚山11時00分。ここから下山となり、1時間歩いて千足(または茅倉(かやくら))12時00分着。
払沢の滝入口12時30分発か、千足12時54分発のバスで十里木まで行き、そこからすぐの「瀬音の湯」で山の疲れを癒す、という予定だった。
千足着が50分くらい遅れても十分バスに間に合う計算だ。(バスの本数が少ないのでそれを逃すとエライことになるが)

馬頭刈山山頂の地図を見るとごらんの通り。
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山登りは快適に進む。途中、われわれ(4人で行った)を追い抜いて行ったのは若者2人連れただ1組。あとは小学生と幼児4人を連れた若い夫婦(合計6人連れ)はわれわれの少しあとから(ということは小学生でも登れる山)。
それ以外はトレイルランで駆け抜けて行ったのが2人ぐらい。
とても静かな山だった。

ウグイスがあちこちで鳴いていた。高い方のと低い方のと鳴き方が違う感じで鳴き声の競演をしていた。

ニリンソウ二輪草)が山道に沿って咲いていて、まるでニリンソウの小道だった。
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「クマに注意」のお触書。
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尾根歩きはさわやかな風に吹かれて足どりも軽やか。
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「富士見百景」のながめ。遠くに丹沢らしいのが見えるが、雲に霞んで富士山は見えなかった。
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馬頭刈山の山頂に到着。
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ところが、山頂に着いてガクゼンとする。
歩きだしてから1時間半で山頂到着のはずが1時間余計にかかって2時間半も経過していた。
ゆっくり歩いた感じはないのに、なぜこんなにも時間がかかったのか?
地図にある「1時間半」は健脚向けの1時間半だったのか?
不安になって予定を変更し、馬頭刈山から引き返して、途中のエスケープコースで下山することにする。

エスケープコースは、たしかにエスケープらしくて急坂を下っていく。一番きつかったのがこの下り坂で、おかげでヒザがガクガクとなる。

ようやく着いたのが「瀬音の湯」。到着時刻は13時ごろ。
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8時40分に歩きだしてから4時間20分が経過。歩いた時間は予定より1時間オーバーしていたが、全体としてはほぼ予定通り。

「瀬音の湯」はかなり賑わっていて、駐車スペースは満車の感じだったが、風呂はけっこう空いていた。入浴料は900円。
ちょっとヌルッとしたアルカリ性の湯で、「美肌の湯」といわれているのだとか。
畳敷きの大広間に陣どり生ビールで乾杯。
ただし、第3セクター経営ゆえなのか、お役所仕事ふうでサービスは悪い。
まだ午後2時ごろだというのにレストランははや店じまい。売店の食べ物も軒並み売り切れで枝豆、冷ヤッコぐらいしかない。
それでも生ビールが飲めただけでも缶ビールしかなかったさわらびの湯(同じく第3セクター経営)よりはましか。
 
帰りは友人が住んでいる田無で途中下車し、あらためてカンパーイとなったのは田無駅近くのヤキトリ屋「鳥はな」。
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日本酒をなみなみと注いでもらい、料理もたくさんいただきました。
まずはお酒。
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栃尾の油揚
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鳥モモ。
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ナンコツ。
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シイタケ。
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ツクネ。
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ボンジリ。
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スープ
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焼きオニギリ。
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ゴキゲンで帰宅したが、翌日は筋肉痛で何をするにも「ドッコラショ」。