善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

酔芙蓉咲く

木曜日朝の善福寺公園は、きょうも雲一つない快晴。風がないので早朝から暑い。
公園のセミがいつにも増してかしましい。
「もうすぐ夏も終わりだから、相手探しで必死なんじゃないかな」と話す人あり。
そういえばきょうは「処暑」。

このところよく出会うメープルちゃん。
散歩が大好きらしく、飛び跳ねながら歩いている姿が、かわいい!
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帰りに善福寺の前を通ると、スイフヨウが1輪、咲いていた。
漢字で書くと「酔芙蓉」
朝のうちは純白だが、夕方にかけて紅色に染まるので、酒を飲むと顔色がだんだんと赤みを帯びるのに似ているというのでこの名がついたとか。
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そこで一緒にいたツレからこんな疑問。
スイフヨウは花のはじっこからだんだん赤く染まっていくのか、全体的に紅っぽくなっていくのか、どっち?」
はて? 去年観察したところでは、だんだんと全体的に赤くなっていく感じだったが・・・。

白居易 懐江南三首 其三

江南憶 (江南を憶(おも)う)
其次憶呉宮 (其の次は呉宮(ごきゅう)を憶う)
呉酒一杯春竹葉 (呉酒(ごしゅ)一杯の春竹葉(しゅんちくよう))
呉娃雙舞醉芙蓉 (呉娃(ごあ)雙舞(そうぶ)す酔芙蓉)
早晩復相逢 (早晩(そうばん)復(また)相逢わん)

江南は懐かしい
その次に懐かしいのは呉宮だ
呉酒の一杯は春の竹葉のよう
呉国の美女の舞いは醉芙蓉のよう
また近いうちにお会いしましょうね

注・野田首相の「近いうち」とはまるで違って親しみを込めて。