勤労感謝の日の月曜日朝の善福寺公園は快晴。次第に風が強くなる。
けさは下池にカワセミ。
いつも見るメスのカワセミかな。
別の場所にいたカワセミ。
羽繕いを始めた。
さらに歩いているとここにも。
きのうに続きけさもテントウムシ。
下のは幼虫だろうか。
メジロが何羽か、高いところで木の実を食べていた。
食欲の秋。
おいしそー。
クモの巣が強い風に吹かれて、まるでザルみたいにたわんでいた。
ホシハジロが5羽、池の真ん中で休んでいた。
日曜日朝の善福寺公園は曇り。きのうとは一転、寒さこたえる。
けさのカワセミは上池に2羽。
上を見上げているのは体がまだ黒っぽくて、少し幼い感じ。
そばに成鳥らしいカワセミ。
下池ではいつも見るメスのカワセミ。
脚をチョコンと揃えている。
けさはウグイスやアオジ、シジュウカラやエナガなんかの声がして、にぎやか。
コゲラが木をのぼっていた。
梢をめぐるエナガが一瞬とまってくれた。
いつもせわしなく移動してるが、ひと休みしてるのか?
あるいは「私を撮って」っていってくれてるのか?
こんな寒いのにテントウムシ。
オレンジ色の地に星がたくさんある。
ナミテントウの一種だろうか。テントウムシは世界で6,000種、日本で180種が同定されていて、種によって決まった斑紋、つまり星の数を持つが、ナミテントウは星の数が多い斑紋多型が顕著で、200以上もの斑紋が知られているという。
正面から見ると、頭の先っちょから短い触覚が左右に伸びているのがわかる。
銀座のエルメスビル10階にあるミニシアター「ル・ステュディオ」でフランス映画「TOMORROW パーマネントライフを探して」を観る。
写真は、映画の一場面で取材に向かうスタッフたち(HPより)。
「ル・ステュディオ」では年間テーマを決めて毎月1本ずつ映画を上映していて、今年のテーマは「イノベーションの動き」。
「TOMORROW パーマネントライフを探して」は、温暖化など地球規模の危機に直面する現代社会で、既存の枠組みを問い直し持続可能な世界をつくるためのヒントを探すドキュメンタリー映画。2015年製作。
監督・出演はシリル・ディオン、メラニー・ロラン。出演はほかにも。
シリル・ディオンは1978年生まれのジャーナリストで活動家。メラニー・ロランは1983年生まれ。「イングロリアス・バスターズ」「オーケストラ!」などに出演した女優で、監督としても活躍している。
2人は、2012年に21人の科学者たちが科学雑誌「ネイチャー」に載せた「私たちが今のライフスタイルを続ければ人類は滅亡する」という論文を読んで衝撃を受けたという。
この話を映画にしようと取材と撮影を開始。食べもの、エネルギー、マネー、教育の今を巡る旅に出て、都市農業、再生可能エネルギー、地域通貨、教育改革などのキーワードから、“明日”を変えていくためのヒントが見えてくる映画を完成させた。
たしかに希望が見えてくるような映画だった。
たとえば農業の未来は、企業化された大規模農業ではなく小規模農業にこそあると提唱している。
大規模農業はそもそも利潤優先で、ムダに機械や農薬を使ったり輸送コストをかけたりするだけでますます地球環境を汚染し、とても持続型農業とはいえない。それより消費者の近くで生産する小規模農業こそ将来の希望となりうる、という。
大半の住民が自動車産業に従事する単一工業都市だったデトロイトは、1960年以降、工場閉鎖に伴い従業員は失業、人口は200万人から70万人に減少した。
新鮮な食品が手に入らなくなり、住民たちは自給自足を始めた。今では人口の密集する地域に約1600の小規模な農場があり、未開墾地はまだ2400ヘクタールもあるという。
イギリスのマンチェスター近郊にある人口1万4000人のトッドモーデンは、世界的なインクレディブル・エディブル(みんなの菜園)の生まれた地。これは、町の真ん中で花壇や公共の土地に作物を植え、共有するというものだ。
何100種類もの果物の木、豊富な種類の大量の野菜を植え、園芸農業の訓練センターを設立し、農民たちの移住を受け入れた。このやり方は数10カ国と数100の町にも広がっているという。
政治の分野でも興味深い例が紹介されている。
今や、選挙で議員や首長を選び、政治をゆだねるやり方では本当の民主主義が実現しない時代。二世議員が当たり前になっているように、相も変わらず地盤・看板・カバンの選挙、投票率も低下しつづけていて、国民や市民の声がしっかりと届いていない現実がある。
アイスランドでは、2008年の金融危機によって政府は退陣に追い込まれた。もう議員たちには任せていられないというので、くじで選ばれた市民の代表による政治が始まった。
政治家、銀行家、大企業を監視する組織が生まれ、無作為に選ばれた市民1000人が政策提言し、新憲法を作成する25名の市民を選出。市民による市民のための憲法を作ったのだ。
ウェブを通して寄付金が集まり、検討会はつねにオープンなものだった。
2011年に新憲法の草案を国会に提出、国民の67%が賛成したという。
なるほど、“くじ引き民主主義”はこれからの政治のひとつの潮流になるかもしれない。
土曜日朝の善福寺公園は曇りのち快晴。
きのうほどのポカポカ陽気ではないが、あったかい。
上池のカワセミ。
コサギが並んで止まっている。
羽繕いに余念がない。
マガモが水中に首を突っ込んでエサを漁っていた。
頭を上げたときの白い粒々は水滴。それだけ撥水性が高いのだろう。
下池のカワセミ。何度もダイブを繰り返していた。
エサをねらうのではなく水浴びのようだった。
別の場所にも。前を向いたところ。
後ろを向いて背中を見せてくれた。大サービス?
アオサギが首を伸ばしてエサをねらっている。
朝食の時間のようだ。
高いところから「キュッキュー」という甲高い声が聞こえる。
きのうアオゲラがいたあたりだ。
春から夏はシベリアあたりで繁殖し、秋になると日本にやってくる渡り鳥。
日本にやってくるとほとんど鳴き声を聞かないので「口をつぐんでいる」という意味で「つぐみ」と呼ばれるようになったそうだが、じつはけっこうけたたましい声で鳴いている。
でも、こうして鳴くのは渡りでやってきた直後ぐらいで、日がたつうちにたしかに鳴き声を聞かなくなり、北へ帰るころになると地面におりてきて地中の虫なんかを食べるようになる。
11月19日はボージョレ・ヌーヴォーの解禁日。
友人が解禁の日に買ったばかりのボージョレ・ヌーヴォーを持ってきてくれて友人と家族で乾杯。
「ジャン・カリヨン ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー(遅摘み)(Jean Carillon Beaujolais Villages Nouveau)2020」
ボージョレ・ヌーヴォーはフランスのブルゴーニュ地方ボージョレ地区で生産されるワインの新酒のことだが、「遅摘み」とはブドウが完熟するまで収穫をぎりぎりまで遅らせた凝縮感のあるヌーヴォー。
新種といいながらなかなかコクのある味わい。
ボージョレ・ヌーヴォーのあとは、今度はボルドーの「シャトー・ジレ・ルージュCH.GILLET ROUGE)2017」
5世代に渡ってボルドーの地でワインを造る老舗シャトーのワイン。ヌーヴォとはまるで違う渋みが最初あったが、飲んでいくうちにまろやかになっていった。
メルロ、カベルネソーヴィニヨン、カベルネ・フランをブレンド。
ついでに何日か前に飲んだワイン。
フランス・ボルドーの赤ワイン「ムートン・カデ・レゼルヴ・ボルドー・ルージュ(MOUTON CADET RESERVE BORDEAUX ROUGE)2017」
格付け1級シャトーが手掛けるムートン・カデの上級シリーズ。厳選したブドウのみを使用して造るまろやかで厚みのある味が売り。
メルロ、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン、マルベックをブレンド。
アルゼンチンの赤ワイン「ロ・タンゴ・マルベック(LO TENGO MALBEC)2019」
創業120年のアルゼンチンを代表するワイナリー、ボデガ・ノートンの赤ワイン。「タンゴ」を踊る美しいラベルが人気。マルベック100%で、柔らかな口当たり。
なぜかここんところ赤ワインだが生牡蠣が続いている。
金曜日朝の善福寺公園は曇り。南風強く、朝からポカポカ陽気。
きょうの東京の最低気温は午前6時54分に21・0℃。信じられない暖かさ。
上池では、陽気に誘われて?2羽のカワセミが仲よく並んでいた。
別の場所にいたカワセミ。
下池に回ると、最近お気に入りの枝の上からエサをねらってるカワセミ。
ときどきかわいいポーズ。
小川の土手にもカワセミ。こちらは少し幼そう。
アオゲラの甲高い声が聞こえる。
目を凝らすと、移動しながら盛んに木の実を漁っている。頭の赤い模様が大きくクッキリしてるからオスだろう。
暗くてシルエットになってるが、木の実をゲットしたところ。
けさは(というかこのところ毎日)ウグイスの地鳴きもそこかしこで聞こえた。
木曜日朝の善福寺公園は曇り。風はなく穏やか。
オナガガモのメスが2羽、眠っているのだろうか。
目を閉じてるようにもみえるが。
それにしても今年はオナガガモの飛来が少ない。
カワセミが2羽、並んで止まっていた。
けさはあったかいからか、アオバハゴロモが這い出していた。
野菊のお花畑。
シロバナアブラギク(白花油菊)だろうか。
アワコガネギク(粟黄金菊)とリュウノウギク(竜脳菊)の自然交配で生まれたという。
野菊はいろんな種類があるようだ。
ノイバラの赤い実。
先日みつけたおいしそうな赤い実はサルトリイバラの実のようだ。
茎にトゲがあってサルもひっかかってうまく実を食べられない、というので「猿捕り茨」というわけか。
しかし、イバラはバラ科だがサルトリイバラはユリ科。トゲがあるのでこの名がついたのだろうか。
もともと「茨」とは「トゲのあるつる性の植物」のことであり、それが略されて「バラ」となったのだから、ユリ科であってもイバラといって差し支えないかもしれない。
それにしても秋は野菊、そして赤い実が多い。
帰り道、電線にハトが密集して並んでいた。
群れたがるのは人間も鳥も同じか。