きのうのNHK・BS「プレミアム8 文化・芸術 クラシックドキュメンタリー ヘルベルト・フォン・カラヤン~その目指した美の世界~」に見入った。
少年期からの歩みと、カラヤンがめざした音楽について、本人のインタビューはもちろん、さまざまな人々の証言でたどっている。
弟子として小沢征爾が登場しているし、私生活の映像もいろいろ入っている。ベルリン・フィルなどでの練習風景も克明だ。
パバロッティ、ドミンゴも出てくるが、若い。(当たり前。しかし、声は変わってない)
弟子として小沢征爾が登場しているし、私生活の映像もいろいろ入っている。ベルリン・フィルなどでの練習風景も克明だ。
パバロッティ、ドミンゴも出てくるが、若い。(当たり前。しかし、声は変わってない)
印象深かったのは、1988年12月のベルリン・フィルのコンサート。曲目はチャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第1番」で、ピアノソロはロシアのキーシン。当時17歳。一方カラヤン80歳。
このコンサートの7カ月後にカラヤンは亡くなるのだが、コンクール入賞歴もない若きキーシンをカラヤンは抜擢したのだという。
このコンサートの7カ月後にカラヤンは亡くなるのだが、コンクール入賞歴もない若きキーシンをカラヤンは抜擢したのだという。
その演奏がすばらしい。映像で見ると、キーシンのうしろのコンサートマスターは日本人のようで、あとで調べたら安永徹氏。
77年ベルリン・フィルに第1バイオリン奏者として入団し、83年に第1コンサートマスターに就任したという。あの時代、ベルリン・フィルが外国人(日本人)をコンマス(しかも第1)に選ぶなんてスゴイと思うが、それだけ安永氏は優秀だったのだろう。
77年ベルリン・フィルに第1バイオリン奏者として入団し、83年に第1コンサートマスターに就任したという。あの時代、ベルリン・フィルが外国人(日本人)をコンマス(しかも第1)に選ぶなんてスゴイと思うが、それだけ安永氏は優秀だったのだろう。
ああ、年はとりたくないものだ。いや年とってよかったかも。