善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

きょうのゲゲゲの女房

きのうの日本対カメルーン戦。
日本が勝って大喜びしたが、日本よくやった、というより、カメルーンどうしちゃったの?という感じだった。
パスしても足が追いつかないし、最後はギャンブルみたいにやけっぱちだったし・・・。
たとえ1-0でも、勝てば「ここがよかった」「あそこがよかった」「さすがは岡チャン」と大騒ぎ。
あの1点の、なんという重さ。勝負の世界はある意味おそろしい。

ところできょうの「ゲゲゲの女房
松坂慶子のダンナ役の光石研という役者が久々にセリフをしゃべっていて、なかなか味があった。

最低視聴率から始まった「ゲゲゲの女房」だが、ジリジリと人気が出てきて、ついに20%を超えたとか。きょうの内容もそうだが、史実をしっかりと押さえているのが好ましい。

茂の漫画家仲間だった戌井慎二(梶原善)が始めた出版社「北西社」から刊行された「悪魔くん」が、当初全5巻の予定だったのが、人気が出なくて3巻で終わってしまったというのも、実際にそうだったらしい。

悪魔くん」刊行は1963年で、ドラマでも「不良図書追放運動」のオバサンは「来年は東京オリンピック(64年開催)ですからね」といっていた。63年といえば、朝早く、初の衛星中継放送だというのでテレビをつけたら「ケネディ暗殺」のニュースが飛び込んできてビックリしたのを思い出す。

ところで始め戌井慎二のモデルは永島慎二かと思ったらそうではなく、「桜井昌一」という大阪出身の漫画家がモデルだそうだ。
漫画家をやめて「東考社」という出版社を設立し、そこから「悪魔くん」を出版したという。本名は辰巳義興で、弟は辰巳ヨシヒロ
辰巳ヨシヒロは子どものころ熱中した貸本漫画家で、昨年「劇画漂流」で手塚治虫文化賞の大賞を受賞したというニュースを懐かしく聞いたものだ。
次はどんな「伝説の人」が出てくるのだろうか?