ついでにその前に飲んだのはやはりチリの赤ワイン「レゼルヴァ・デ・プエブロ(RESERVADE PUEBLO)2016」
ワインの友で観たのは昼間NHKBSで放送していた日本映画「キネマの天地」。
1986年公開。
松竹大船撮影所50周年記念作品。
舞台は松竹が撮影所を大船に移転する直前の1934年ごろの松竹蒲田撮影所(移転した大船撮影所も今はないが)。監督やスタッフ、俳優ら映画作りに情熱を燃やす人々の姿が描かれている。
もともと山田監督自身、松竹で育った監督。山田組のおなじみの俳優が総出演する。いつもは笑わせる寅さんこと渥美清が一転してわが子(ヒロインの田中小春)の成長を見守る病身の父親役。隣の家に住む主婦ゆきが倍賞千恵子で、その夫が前田吟、息子が吉岡秀隆と、粋な演出。
1986年公開だからもう30年以上前の映画。みんな若いねー。
あらすじは──。
浅草の活動小屋で売り子をしていた小春は、松竹の監督に見出されて蒲田撮影所の大部屋女優となる。初めて見る撮影所での体験は何もかもが新鮮だった。しかし、何しろまったくの素人からスタートした小春。監督に怒鳴られ、挫けながらも、周りの人々の励ましもあって少しずつ女優として成長していく……。
若き助監督(中井貴一)が書いてきた「籠の鳥」というタイトルの脚本は、東北の寒村の娘が東京の遊廓に売られていくが、そこで正義感に燃える青年と出会い、青年とともに遊廓を脱出する話(だったと思うが)。
これじゃおもしろくないとお蔵入りするところを、内藤監督が「これ、いただきましょう」と言い出し、題名の「籠の鳥」から発想を得たドタバタ喜劇を語り出し、劇中映画となる。
浅草のレビューで使う大玉づくりを依頼された職人の男。竹を編んで大玉をつくるのだが、熱中するあまり中に入って作業を続け、一心不乱にやっているうち、中に閉じ込められてしまい、出るに出られず、サー大変。そこへ、もう時間がないとの催促に、「えーい、ままよ」と職人の男を中に閉じ込めたまま紙を貼り、色を塗って大玉の出来上がり。
舞台に登場した大玉、中に人が入ってるから重いこと。ついにはゴロゴロころがっていって、劇場の外へ。みんなが寄ってたかって何とかしようとするがゴロゴロ止まらない。ようやく玉が割れて中から飛び出した職人の男。ナント大玉を追いかけてきたレビューの女の子は、遠い昔に生き別れた自分の娘だった。涙の再会でメデタシメデタシ・・・、
というような話だったナ。