善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

きのうのワイン+「ストレンジャー・ザン・パラダイス」

チリの赤ワイン「アンデラ・カベルネ・ソーヴィニヨン(ANDERRA CABERNET SAUVIGNON)2017」
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バロン・フィリップ社がチリで手がけるワイン。
ブドウ栽培地はチリのセントラル・ヴァレー。地中海性気候に属するこの地域は温暖な気候で、しっかりとした四季があり、特に夏は長く、乾燥した気候が特徴という。
日照量に恵まれるとともに昼夜の気温差が大きく、ブドウの栽培に非常に適した気候のエリアなのだとか。
地中海性気候の地域というのは地中海だけではなく、アメリカ西海岸やオーストラリア南部、アフリカ南部、南アメリカ大陸西部などにもあり、似たような気候なのだろう。

とても飲みやすいワイン。

ついでに何日か前に飲んだワイン。
やはりチリの赤ワイン「マプ・レゼルヴァ・メルロ(MAPU RESERVA MERLOT)2017」
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これもバロン・フィリップ社。
MAPUとは南米マプーチェ民族の言葉、マプーチェ語で「earth=大地・地球」を意味しているという。
ブドウ栽培地はやはりセントラルヴァレー。

まろやかなメルロの味わい。

ワインの友で観たのは、NHKBSで放送していたアメリカ・西ドイツ合作の「ストレンジャー・ザン・パラダイス
1984年製作の映画。
監督・脚本ジム・ジャームッシュ、出演ジョン・ルーリーエスター・バリント、リチャード・エドソンほか。

ニューヨークに住むギャンブラーでハンガリー人のウィリー(ジョン・ルーリー)は、渡米してくるいとこのエヴァエスター・バリント)を預かることに。
最初はぎこちなかった2人がようやく打ち解け始めたころ、エヴァクリーブランドへ去る。
1年後、賭博で稼いだウィリーは、友人のエディー(リチャード・エドソン)とエヴァに会いに行くが…。

モノクロ映像で、特に盛り上がることもなく、3人の日々を淡々と描いていく。
3人の旅の途中、競馬で一儲けしたエピソードがあり、ウィリーとエディーは出走した馬の名前をいう場面があるが、馬名の中に「トーキョー・ストーリー」というのがあった。
実は監督・脚本のジム・ジャームッシュ小津安二郎をリスペクトしていて、「トーキョー・ストーリー」とは小津の代表作である「東京物語」のことだろう。
そういえば小津っぽい長回しのシーンがあって、エヴァのデートにくっついていったウィリーとエディーが4人一緒にカンフー映画を見るのだが、映画の画面は映らずに声だけ聞こえてきて、客席で映画を見ている4人だけをエンエンと映していた。

エンドロールで流れていた曲が、なかなか激しく叫ぶような歌だった。