木曜日朝の善福寺公園は晴れ。日差しは夏だ。
池の真ん中でカワセミがダイブを繰り返していた。
公園内ではあちこちでノイバラが咲いていた。
漢字で書くと「野茨」。「野薔薇」ともいっているという。
古くは「うまら」と呼ばれ、万葉集にも歌われている。
道の辺のうまらの末(うれ)に這(は)ほ豆のからまる君をはなれか行かむ 丈部鳥
「ノイバラ」と「うまら」、まるで違う感じがするが、同じ語の異形同士で意味は同じ。
つまり「うまら」は「うばら(茨)」に同じというわけだ。
とすると、「いばらき(茨城)」は昔は「うまらき」といってたのか?
と思ったら本当に、飛鳥時代の皇族に茨城皇子(うまらきのみこ)という人がいたという。
ノイバラの甘い香りに誘われて花にベターッととりついているのはハナムグリか?
するとそばに成虫が何匹も。
ハチかと思ったらくびれがないからアブかな?
小さな小さなシジミチョウ。