善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

きのうのワイン+サッポロ赤星+映画「ギャラクシー・クエスト」

フランス・ラングドックの赤ワイン「カデ・ドック・メルロ(CADET DOC MERLOT)2016」
イメージ 1

バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド社が手がけるワイン。
メルロ100%。

ついでに最近飲んだワインから。
イタリア・トスカーナの赤ワイン「サバツィオ(SABAZIO)2016」
イメージ 2

イタリアのアンティノリ家がトスカーナで手がけるワイナリー、ラ・ブラチェスカのワイン。
「サバツィオ」というのは、サバツィオ・ルイという、古代ローマ時代からのワイン産地であるコルトーナ地区で収穫したブドウの発酵方法を伝授した人物の名前。その功績を称えて造られたワインだという。

さらについでに最近、お気に入りのビールが「赤星」の名で知られる「サッポロラガービール」。
赤星の缶が今年10月に全国で数量限定発売されているというのでせっせと飲んでいる。
現在出回っている缶ビールはだいたいが非熱処理のビール、つまり生ビールだが、サッポロの赤星は生ビールではなく熱処理ビール。

熱処理はもともとはビールづくりに欠かせない工程で、酵母醸造工程で混入した雑菌の活動を止めるため行われていたが、現在は醸造技術の発達により熱処理を行う必要がなくなり、一般的に出回るビールは熱処理を行わない生ビールが大半を占めている。
その意味では、昔懐かしい味が熱処理ビールで、生ビールが比較的スッキリした味わいなのに対して、重厚というか、深みのある味わいが際立つ。

さらに最近飲んだワイン、スペイン・カタルーニャの「サングレ・デ・トロ(SANGRE DE TORO)2016」
イメージ 3

スペインのバルセロナの近郊、ペネデス地方でワインをつくり続けて140年以上という長い歴史を持つワイナリー、トーレスのワイン。
ブドウ品種はガルナッチャ(グルナッシュ)とカリニェーナ(カリニャン)。
いつも牛のマスコットがついているが、古代ローマ神話の酒神バッカスに由来するトーレスのシンボルだとか。

ワインの友で見たのは昼間NHKBSで放送していたアメリカ映画「ギャラクシー・クエスト」。
1999年の作品。
監督ディーン・パリソット、出演はティム・アレンシガニー・ウィーバーアラン・リックマンほか。

あんまり期待してなかったが、これがなかなかおもしろかった。
BSの映画放送は、たまに掘り出し物に出会うからワイン見ながらの映画鑑賞が楽しい。

物語は──。
放送終了から20年がすぎても熱烈なファンから支持されているSFテレビシリーズ「ギャラクシー・クエスト」。ある日、ファンの集いに出席した出演俳優たちは、サーミアンと名のる本物の宇宙人から自分たちの星を救ってほしいと頼まれる。
テレビでの活躍を本物と思い込んだサーミアンは、番組と同じ宇宙船も用意し、俳優たちを自分の星に連れていくが…。
人気SFドラマ「スター・トレック」のパロディー満載のSFコメディー。

なかなか凝ったつくりで、バカバカしさを通り越して感動の物語になっていく。
ホンモノの宇宙人がフィクションのドラマをホンモノと思い込むところが実に新鮮というか、本当にこんなことがあるかもしれないなと思わせる。
だから創造力(あるいは想像力)ってスバラシイ。