善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

ポルトガルの旅 その7 絶景ロケーションの宿

ポルトガルの旅7日目、ポサーダで迎えた朝。食事の前にホテル周辺を散策。
朝の教会。
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この日は教会の前で朝市が開かれるようで準備が始まっていた。果物屋さんはもう店開き。
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散歩している途中に見かけた「フィットネスパーク」。
体を動かすいろんな器具が並んでいて、試してみたらけっこうハードだった。
ポルトガル人も健康には気をつけているようだ。
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ホテルに戻って庭からのながめ。のどかな風景が広がっている。
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朝食はレストランで。
今度の旅の中で一番おしゃれでリッチな朝食。
デザートには旅に出ると必ず食べたいスイカもあった。
シャンパンもついていて、一杯いただく。
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朝食後、ふたたび近所を散策。
町というより村の風景。
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10時半にチェックアウトし、前日予約しておいたタクシーでブラガ駅へ。
11時34分発で12時45分ポルト・サベント駅着の電車に乗る。
車内はガラガラ、ラクに座れた。
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サンベント駅はアズレージョで有名な駅。構内の壁は床から天井まで、青い色のアズレージョで彩られている。
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リスボンなどほかの町は花柄や幾何学模様のアズレージョだったが、このサンベント駅をはじめポルトアズレージョは絵画が多かった。
駅の建物は1900年に建造され、約2万枚の装飾タイルをはめ込んだアズレージョは1930年に製作された。ポルトガルの歴史を物語るシーンが描かれているという。
画家が壁画のような巨大な絵を描き、それをタイルに焼きつけたのだろう。

駅から歩いて本日の宿をめざす。ホテルではなくアパートだ。
ポルトは首都リスボンに次ぐ第2の都市であり、海に近い港湾都市。大西洋に流れ込むドウロ川の河口に開かれた丘の町だ。
アパートはドウロ川の川岸近くにあるはずで、ゆるやかに下っていく。
川沿いはレストランや土産物屋などいろんな店がひしめくように並んでいて、けっこうにぎわっていた。
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ようやくアパートにたどり着くも、担当者が不在で電話も留守番電話。近くのレストランでビールとピザでおなかを満たす。
ピザを食べていたらカモメの親子が寄って来た。
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ようやく担当者がつかまり、無事チェックイン。
何と、アパートは世界遺産に登録された歴史地区のランドマークともいえるドン・ルイス一世橋のたもとある。絶景のロケーションだった。

アパートの外観。
一戸建ての建物が丸ごとわれわれが泊まるアパートになっていて、川岸からは4階建て。1階は土産物屋で、2階から上がアパート。
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反対側が1階分高い場所にあり、入口はそっけない感じ。
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入口から入って1階は寝室、2階は居間とキッチン、3階も寝室。
写真は2階の居間。
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3階のベランダに出ると、目の前に広がっていたのがドン・ルイス一世橋だった。
サイコーのながめ!
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橋の上から見たわがアパート。真ん中の黒い建物。
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橋の上からのながめ。
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橋を渡って対岸にあるポルトワインのワイナリー見学。

ドウロ川上流にはブドウ畑が広がっていて、そこで収穫されたブドウは醸造所に集められてブドウ絞りが行われる。昔は石桶に入れられたブドウを足で踏みつぶして絞っていたそうで、今は機械化が進んでいるものの、高級なワインは今なお足踏み式で絞り作業が行われているという。
やがて下流ポルトまで運ばれ、そこで熟成・貯蔵、出荷が行われる。

ポルトのワインは18世紀にはイギリスに大量に輸出された(当時イギリスはフランスと対立していたためボルドーなどフランスのワインを調達できないでいた)。ポルトガル語ポルト(Porto)は「港」の意味で、英語のポート(Port)と同源であるためイギリスではポートワインと呼ばれ有名になったという。

ポルトにワイナリーは数十軒もあるというが、そのうちの1つで1692年創業の老舗ワイナリー「TAYLOR'S」。に行く。

中を一通り見学したあとワインを試飲。やっぱり甘い。
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ポルトワインは発酵過程で「酒精強化」、早い話がアルコールを添加することで糖分がアルコールにならずにそのまま残るため濃厚な甘さとコクが特徴。食前、食後のデザートワインとして広まったという。

ロープウエーでさらに上に行って町を見下ろす。
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その後、観光船でドウロ川めぐり。海の近くに行くとすごい霧。それに寒い。
やはりポルトガルの北まで来ると日中は暑いが朝晩はかなり気温が下がるようだ。

夕食は、歩いていておいしそうだった川岸のレストラン「Sandeman」へ。
この日のワイン。DOUROのワインだがもちろんポルトワインにあらず。
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大エビのグリル。
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牛と豚の串焼き。
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もう1本ワイン追加。
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帰るころも店はにぎわっていた。
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