善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

きのうのワイン+「戦火の勇気」

スペイン・カタルーニャの赤ワイン「サン・ヴァレンティン(SAN VALENTIN)2016」
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ワイナリーのトーレスは、スペインのバルセロナの近郊、ペネデス地方でワインを造り続けて140年以上の歴史を持つ老舗ワイナリー。
ブドウ品種のガルナッチャはスペインを代表する赤ワイン用ブドウ品種で、痩せた土地に強く、パワフルな印象のワインが造られるんだとか。
飲みやすく、スッキリとした味わい。

ついでに最近飲んだのはチリの赤ワイン「アラス・デ・ピルケ・カルメネール(HARAS DE PIRQUE CARMENERE)2016」
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ワイナリーのアラス・デ・ピルケはチリ・アンデス山脈のふもとに広がるマイポ・ヴァレー、ピルケ南西部に位置し、600ヘクタールの敷地でサラブレッドの牧場とワイナリーを経営している。「アラス」とはスペイン語で「馬牧場」という意味だという。
ブドウ品種のカルメネールはフランス・ボルドー原産で、チリの気候風土に合ったのだろう、フルーティな味わいでやや紫を帯びた赤色が美しい。

お次はスペイン・カタルーニャの赤ワイン「プロジェクト・クワトロ・レッド(PROYECTO CU4TRO RED)2015」
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スペイン原産のテンプラニーリョと、フランス原産のカベルネ・ソーヴィニヨンを融合させたワイン。
両者の特徴が見事に溶け合い、滑らかな口当たり。
ちなみにテンプラニーリョは日本の天ぷらの語源といわれる。

ワインの友で観たのは民放のCATVで放送していたアメリカ映画「戦火の勇気」。
1996年の作品。監督エドワード・ズウィック、出演デンゼル・ワシントンメグ・ライアンルー・ダイアモンド・フィリップスマット・デイモンほか。

原題は「Courage Under Fire」。
湾岸戦争を舞台に、戦場における“本当の勇気”とは何かを問う作品という。
しかし、見ていて思ったのは、戦争とは、あるいは軍隊とは、人を狂気に走らせる、ということだった。
生きるか死ぬかの極限の中で仲間を見捨て、生還しても罪の意識にさいなまされる兵士たちを「臆病者」と切り捨てていいものなのか、と問う作品のようにみえた。