善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

善福寺公園生まれ?のカブトムシ

水曜日朝の善福寺公園は快晴。久しぶりの晴れ。朝から暑い。暦の上では夏のおわりを意味する処暑だが。

相変わらずトンボとセミが多い。
池のほとりの葉っぱの先にしがみつくようにしてシオカラトンボ
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こちらはイトトンボ。よーく見ると変わった顔をしていて、目が飛び出ている。
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小型のトンボで、薄緑と茶色のツートンカラー。ヤンマ系のトンボか。
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アブラゼミばかり見るので違ったセミをと探していると、これは緑色の斑紋があるからミンミンゼミだろうか。
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上から見るとこんな顔をしていた。
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夏に咲くフヨウの花にはいつも虫が寄ってくるが、けさはクマバチ。
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花粉にまみれて至福の時間をすごしているようだった。
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葉っぱの上でカナヘビがジッとしていた。
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普通のトカゲに似ているが、尾っぽがとても長いのが特徴。トカゲ亜目トカゲ下目カナヘビ科に分類される。漢字では「金蛇」と書くが、名前の由来には諸説あるようだ。
ひとつには、金属の色である「カナ色をしたヘビ」でカナヘビといわれるもの。
もうひとつは、「カナ」は「かわいらしい」という意味があり、「小さくてかわいらしいヘビ」でカナヘビといわれるもので、どっちかというとコッチに賛成。
そういえば沖縄に「かなし」という言葉があるが、これは「悲しい」ではなく「愛おしい」という意味で主に子どもに対して使われる(古謝美佐子の「童神(わらびがみ)」に「イラヨー愛(かな)し思産子(うみなしぐわ)」というくだりがある。
また「万葉集」で大伴家持は「父母を見れば尊く妻子(めこ)見ればかなしくめぐし」といっている。 
カナヘビジーッと見ると、たしかにカワイイ。

足元の草の中でガサゴソと動くもの。
引っ張りだしてみたら立派なツノを持つカブトムシだった。
マツの木に乗せてやるとのっしのっしと歩き出す。
まわりに虫取りの子どもはいないかな~、と探すがいそうもないのでそのままにしておく。
善福寺公園生まれのカブトムシかな?
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それにしても、公園を小1時間ほど散歩するだけでこれだけの発見がある。
都会の自然も捨てたもんじゃないね。