善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

きのうのワイン+「ドリームガールズ」

アルゼンチンの赤ワイン「ロ・タンゴ・マルベック(LO TENGO MALBEC)2016」
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ラベルのデザインはタンゴを踊る男女の足のようだ。
マルベック100%。

アルゼンチンの首都ブエノス・アイレスから西へ1000km、アンデス山脈のメンドーサ地区にブドウ畑が広がっている。
アルゼンチンは標高が高く、昼夜の気温差により色濃く完熟したブドウが育つ。それに加えてアンデス山脈からの風の影響でブドウは乾燥し、1年を通して病害虫や腐敗の心配がない。殺虫剤や除草剤が必要ないため、自然とオーガニックでナチュラルなワインを造ることができる、と説明書きにある。

タンニンがおいしいワイン。

ワインの友で観たのは昼間NHKBSでやっていたアメリカ映画「ドリームガールズ」。
2006年公開のミュージカル映画
監督ビル・コンドン、出演はジェイミー・フォックスビヨンセ・ノウルズエディ・マーフィジェニファー・ハドソンほか。

1960年代に活躍した黒人女性グループ「シュープリームス」をモデルにした映画。
ただし、当時はシュープリームスといったが、この発音はイギリス英語で、アメリカ英語ではスプリームスだから今ではスプリームスが正しいという。

主演女優はビヨンセのはずだが、当時はまだ新人でオーディションで選ばれて映画初出演というジェニファー・ハドソンの歌がすばらしく、こちらのほうが主役のようだった。
彼女の歌を聴くと決まって胸にジンときた。

出演はほとんど、というかセリフのある役は黒人ばかり。
映画のモデルとなったレコード会社のモータウンは、黒人による黒人のための黒人音楽のレコード会社としてスタートしたが、やがて白人にも受け入れられる音楽をつくろうとしていく。
1960年代といえば、まだまだ人種差別が平気で行われていた時代で、ようやく公民権法が制定されたのが1964年のこと。
映画でもキング牧師の話とかケネディの写真とかが出ていたが、メッセージ性は感じられなかった。
そういう映画じゃない、といわれればそれまでだが。

彼女らの歌はすばらしかった。
特に「ワン・ナイト・オンリー」という歌は、どう聞いても日本の演歌のようだった。