月曜日朝の善福寺公園は曇り。湿度高く、ときおり吹く風で一息つく。
上池のハナショウブ(花菖蒲)のつぼみが1輪だけ、ほころんでいた。
外来種のキショウブ(黄菖蒲)に続いて、在来のハナショウブの季節始まる。
飾り花が美しい。変種のアジサイかな?
下池をめぐっていると、羽化直後のコシアキトンボ。
早くも交尾しながら飛んでいるコシアキトンボも発見。
イトトンボが翅を休めていた。
下池のほとりでキョウチクトウが咲き出した。
池に向かって咲いてるので見えづらいが、白い花が次々に開いている。
夏に咲く花キョウチクトウ。白い花に続いてやがて赤い花も咲くだろう。
葉がタケのように細く似ていて、花がモモに似ているというので名づけられたとか。
インド原産で、日本には中国経由で江戸時代中期に渡来したといわれる。
暑さや乾燥に強い。
米軍の原爆投下により焦土と化し、75年間草木も生えないといわれた広島で、いち早く咲いたのがキョウチクトウだった。
このため広島では、復興を象徴する花というので市の花となっている。
けさもハゴロモの幼虫がお散歩中。
カマキリの赤ちゃん。葉っぱと比べるとその小ささがわかる。
肉食のカメムシで大型のサシガメ、ヨコヅナサシガメがジッとしていた。
獲物がやってくるのを待っているのか。
太くて長い注射針のような形の口吻は、あまりにも長いので折り畳んでおなかの下に隠してある。
獲物を捕まえるとあの口吻がピンと伸びて、プスリと刺して獲物の体液を吸うというわけだ。
あーコワ。
上池では、アオサギが獲物をゲット。魚の尻尾だけ見える。
平和な公園だが、生き物たちにとっては食うか食われるかの弱肉強食の世界なんだね。