木曜日朝の善福寺公園は薄曇り。気温は少し高め。
上池をめぐっていると、カワセミの声がして、枝にとまった。
ヤエちゃんらしいメスのカワセミだ。
上池を半周して下池へ。
けさもエナガの幼鳥と出会う。
大人もかわいいが子どもはもっとかわいい。
コゲラも何羽かでやってきていた。家族かな?
下池ではマルちゃんらしいオスのカワセミ。
その後、池をめぐっているとマルちゃんか、ヤエちゃんか、カワセミが飛んでいて巣があるらしい方向に消えていった。
相変わらず公園のあちこちでハゴロモの幼虫を見る。
お尻から突き出たタカラジャンヌみたいな蠟物質の“羽毛”は、個体差があって見事なのもあればもう少しだなーというのもあるが、これはなかなかきれいで立派だ。
ハゴロモ幼虫とアリのツーショット。
ハゴロモ幼虫の小ささがわかる。
オニグルミの実がなっていた。
かわいいお顔のクルミマルハバチの幼虫は姿を消していた。
葉を食べて大きくなった幼虫は 土の中に潜って繭をつくるというから、今ごろは土の中か。
葉っぱにいたのはハエトリグモ。
今年もラミーカミキリを発見!
タキシードを着たガイコツ?あるいはキョンシーそっくりで、何とも愛嬌たっぷりのカミキリムシ。
好物のカラムシの葉っぱにいた。
もともとインドシナ半島や中国、台湾に生息していて、中国あたりから繊維用作物の輸入にともなって一緒にやってきたと考えられている。
国内の最も古い記録は1860~70年代、長崎あたり?といわれる。
カラムシは昔から日本でも繊維用に広く栽培されてきた。栽培地は各地にあったため文献上の別名も多く、地域によって紵(お)、苧麻(ちょま)、青苧(あおそ)、山紵(やまお)、真麻(まお)、苧麻(まお)などと呼ばれていた。
これらの繊維を用いてつくられる布は、越後上布、宮古上布、八重山上布などとして、今も各地で生産されている。
中国などで栽培されているのがナンバンカラムシで、ナンバンカラムシよりさらに大型の葉っぱを持つのがラミーと呼ばれる品種。天然繊維の中でも吸湿・速乾性に優れているというので繊維材料として中国あたりから輸入されるようになり、これにくっついて日本に入ってきたのがラミーカミキリと考えられている。
カラムシの語源は、日本国語大辞典によれば、繊維をとるのに幹(から)すなわち茎を水に浸したあと、むしろをかけて蒸すところからこの名がついたとする説や、カラは唐で、舶来の改良したものの意。ムシは朝鮮語のmosi、あるいはアイヌ語のmoseから、とする説があるという。
また、ラミーという名前は、マレー半島で生産されたカラムシをマレー語で「Rami」と呼び、その後、この植物を鑑賞用に用いたフランスを経て「Ramie」として各国に波及し、現在では世界の通用語となっているという。
ササの葉っぱにいたのは赤ちゃんカマキリ。
あちこちでカマキリが誕生しているようだ。
上池に戻ると、遠くからゴイサギが飛んできて、なぜかすぐ目の前にとまった。
エサを探しにきたみたいで、人間が近くにいようと、背にはらは代えられない。
抜き足差し足、小魚でもねらっているのか、そーっと近づいていく。
首をめいっぱい伸ばし、アサザに隠れたエサをねらって・・・。
羽をバタつかせて水中に首をつっこんだ。
脚はちゃんと残っている。
小魚かなんかをゲットしたみたいで、再びエサ探しを始めた。
朝日に照らされて、白いおなかのあたりが金色に輝いていた。