善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

アゲハチョウが飛び始めた

水曜日朝の善福寺公園は始め曇り、のち快晴。日が照らしてくると一挙に暑くなり、初夏どころか夏の陽気。

 

陽気のせいか、フジがたちまち見ごろになってきていた。

 

けさはチョウもあちこちで見られるようになってきた。

忙しく飛んでいたナミアゲハが葉っぱにとまった。

少し小さめに見えたが、春に生まれて成虫になる春型は、夏に成虫になる夏型よりも小さめなんだそうだ。

その理由は、蛹で越冬して春に羽化する春型は、幼虫のころの秋から冬にかけて気温が低下し、栄養源である葉っぱも少なくなる。

するとどうしたって小さく育つという。

 

ツグミが地面におりていた。

もうとっくに北へ帰っちゃったかと思っていたが、まだ名残惜しいのか。

 

小さな虫を発見。

黒地に真ん中のところだけ赤くなっている。

ムネアカアワフキのようだ。

メスは胸部の広い範囲が赤いが、オスは小楯板(しょうじゅんばん)だけが赤い。

ということはオスのようだ。

サクラに寄生するカメムシの仲間で、幼虫のころは白い泡の中で暮らすのでアワフキ。

胸が赤いからムネアカアワフキだ。

 

ミスジチョウがヒラヒラ舞っている。

葉っぱにとまったところ。

ミスジチョウはいつもだと翅を開いてとまるのだが、けさのは翅を立てている。

春のころは立ててとまるのかな?

翅の裏から見ても3本の筋が美しい。

 

モカタバミが咲いている。

カタバミ科カタバミ属の多年草。日本へは戦後に観賞用に輸入され、野生化している。

原産地は南アメリカのアルゼンチン北東部~北西部、ブラジル南部、ウルグアイなど広域の比較的標高の高い地域という。

夕方になると葉っぱが閉じて欠けたように見えることから名がついた「片喰(かたばみ)」の仲間で、根が塊茎でイモのように見えるので「芋片喰」。